おいしさの秘密と私のこだわり

いかしゅうまい発祥の呼子萬坊、初の缶詰商品「萬坊ぜいたく仕込み」

萬坊 代表取締役社長の太田順子氏

 九州土産の1つ、佐賀県のいかしゅうまい発祥の店「呼子萬坊」は、初の缶詰商品「萬坊ぜいたく仕込み」を発売した。今回は代表取締役社長の太田順子氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

太田氏:「萬坊ぜいたく仕込み」は海中レストラン開業40周年を記念して開発した商品です。当社の看板商品「いかしゅうまい」は冷凍保存なので、持ち運びの点で敬遠されることがありました。常温でも保存可能で、贈り物としてもふさわしい商品はないかと模索した結果、常温保存でき、賞味期限も長い缶詰は受け取る側にも便利であると考え、開発を行ないました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

太田氏:活魚料理店として40年の歴史を持ち、「いかしゅうまい」の発祥の店として、海の幸を活かした料理の美味しさには絶対の自信があります。レストランの料理人と食品製造チームがそれぞれの知識や技術を持ち寄って開発した「萬坊のぜいたく仕込み」は、これまでの保存食品としての缶詰の概念を超える、海の幸の逸品です。

萬坊ぜいたく仕込み

――こだわりのポイントは?

太田氏:呼子萬坊といえばやはり「イカ」が名物です。イカはもちろん九州産、ほかにも広島産の牡蠣や高級素材である平貝などを使い、素材にこだわりました。また、燻製する際にも、日本人の好みに合うヤマザクラのチップを使用しています。ほかにも香味野菜を合わせたオイルを使用するなど、ひと手間かけた缶詰です。

――どんな人に食べてもらいたいですか?

太田氏:手軽に食べられる缶詰ですが、お時間のある週末など、お好みの飲料とともにくつろぎの時間にぜひお試しいただきたいです。旨味が凝縮された素材はもちろん、その風味が溶け込んだオイルもバゲットなどにそのままつけてもよし、パスタや、野菜のソテーなどに使って、余すところなく海の恵みをお楽しみください。

――ありがとうございました。