ぐるなび、モバイルオーダーにChatGPTを活用したAIチャットボットの実証実験

モバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」にChatGPTを活用したAIチャットボット搭載

　ぐるなびは、OpenAIの生成AI「ChatGPT」を活用したAIチャットボット「ぐるなびFineOrder」の実証実験を開始。ぐるなび直営の実験店舗で6月26日まで実施する。

「ぐるなびFineOrder」は、ぐるなびが提供するモバイルオーダーシステム。ユーザーはスマホで注文と会計ができ、店舗側の業務負荷を軽減する。

　本機能は「ChatGPT」を活用して「ぐるなびFineOrder」の注文画面にAIによるチャットボットを実装し、ユーザーが入力した質問に対するメニューレコメンドを中心としたコンシェルジュを行なう。今回の実証実験終了後には、複数の加盟飲食チェーンで、テスト導入予定。

　将来的には注文だけでなく、ソムリエのようなプロが持つ商品知識を学んだり、通常の会話も楽しめるような空間提供を行なえる社会インフラとしても研究を進めるとしている。

　さらにモバイルオーダーのほか、飲食店の検索や予約をはじめ、店舗オリジナルのキャラクターとAIを掛け合わせた店舗の世界感に合わせたブランディングなど、さまざまな角度から研究開発を行ない、新たな技術がもたらす価値を飲食店とともに実証し、発信するとの展望を示した。