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セブン-イレブン、7月30日に弁当をリニューアル

2024年7月23日 発表

セブン-イレブンが弁当をリニューアル

 セブン-イレブン・ジャパンは、7月30日に弁当商品のリニューアルを実施する。

 円安や原材料費の高騰の影響を受け、さまざまな商品の値上げが実施されるなか、同社では、手頃な価格の商品やボリューム感のある商品、野菜が摂れる商品を求める消費者の声に応えるため、弁当のリニューアルを行なうことにした。リニューアルにあたっては、「定番メニュー」の見直しや、手頃な価格での「うれしい値」「野菜を食べよう!」「元気チャージ」の4つのコンセプトが掲げられている。

 定番メニューにおいては、「生姜焼き丼」「ハンバーグ丼 おろし玉ねぎソース」「親子丼」などの500円以下のワンコイン商品をラインアップを強化。

親子丼(460円)
生姜焼き丼(460円)
おかかたっぷり 海苔弁当(460円)
ハンバーグ丼 おろし玉ねぎソース(460円)

「うれしい値」としては、さらに手頃な価格帯の商品として「幕の内398」「チャーシュー丼」「トマトの旨みが引き立つバターチキンカレー」といった400円以下(税別)の商品を用意。

幕の内398(398円)
バターチキンカレー(370円)
チャーシュー丼(370円)

「野菜を食べよう!」では、野菜がたっぷり入った「中華丼」「ビビンバ丼」といった商品を用意。

1/2日分の野菜 ビビンバ丼(498円)
1/2日分の野菜 中華丼(530円)

「元気チャージ」については、「ロースかつ丼」「牛丼」の価格を据え置きながらご飯を増量。「ホイコーロー丼」「ずっしり 洋風MIX弁当」をラインアップに追加し、ボリューム感でも訴求していく。

ロースかつ丼(600円)
牛丼(500円)
ホイコーロー丼(598円)
ずっしり 洋風MIX弁当(580円)

※いずれも価格は税別

 23日に開催された発表会では、商品本部 米飯・麺類部MDの廣畑絵梨氏が今回のリニューアルの背景を説明した。

 廣畑氏は「昨今、女性の就業率の向上や単身世帯の増加に伴い、お弁当やお惣菜をテイクアウトして、ご自宅や職場で召し上がる中食の市場が内食や外食と比較してもかなり上回る状況で拡大している。また、人口減少や少子高齢化といった時代の流れに伴い、お客さまのニーズも多様化している」とした上で、「これまでの品質だけでなく、容量であったり、価格帯、こういった各視点ごとに商品開発の見直しが必要だと考えた」と語る。

商品本部 米飯・麺類部MDの廣畑絵梨氏

 そこで同社では、消費者へのモニターアンケートやAIを活用したSNS分析、加盟店の意見などのデータを元にリニューアルの方向性を検討。コスパ、タイパ、健康の3つのポイントで対応していくことにしたという。

 廣畑氏によると、リニューアルを実施した商品群の中でも「ロースかつ丼」と「1/2日分の野菜 中華丼」は重点商品に位置づけられている。

 ロースかつ丼については、ご飯を増量するため、容器をお椀型の大盛りタイプに変更。おいしさの面でも、一つの鍋で調理していく専門店の作り方を製造工場でも忠実に再現。原材料も冷凍ではなくチルド状態で輸送を行ない、熟成させることで旨味を引き出し、色が濃く、甘みの強い卵とあわせることで、本格的な味わいを目指している。

 中華丼についても、鉄鍋で一気に炒める中華料理店の手法を高温対応のIH調理器で再現することで、香ばしい味わいを追求。人参やキクラゲ、小松菜など、彩りを意識しつつ、1/2日分の野菜をオリジナルの中華スープとあわせることで、本格感と健康感の両立を目指したとしている。