ニュース
ファミマ、和食と洋食の名店が監修した4種の「絶品おむすび」発売
2024年8月26日 16:00
- 2024年8月27日 発売
ファミリーマートは、和食の名店「賛否両論」と洋食の名店「上野精養軒」が監修した4種類の「絶品おむすび」を8月27日に発売する。
賛否両論が監修したのは、「ごちむすび 一本釣近海まぐろのツナ いぶりがっこ入り」(240円)。一本釣りで捕獲されたビンナガマグロのツナのチャンク(かたまり)を崩して使用し、マヨネーズを使わずにチーズで滑らかさを出ししている。いぶりがっこが食感と風味のアクセントになっている。
賛否両論監修では、9月3日に「生姜ごはん ツナからし醤油」(158円)も登場する。こちらはカツオのツナを使用し、だしをきかせた造り醤油とからしで味付け。生姜がアクセントになっているだしご飯で包まれている。
上野精養軒が監修したのは、「ごちむすび 銀鮭のムニエル風(タルタルソース)」(258円)。香草やワイン濃縮調味液、ニンニクなどで味付けした銀鮭の切り身を使用し、打ち粉をした後、ムニエル風に焼き上げ、バターソース入りのタルタルソースとあわせ、バター風味のごはんで包まれている。
上野精養軒監修では、9月3日に「スモークサーモン ペッパーおむすび」(176円)も登場する。ガーリックペッパーをきかせたご飯に、紅鮭のスモークサーモンがあわせられ、クロミル貝、クリームチーズ、カリカリ梅の風味や食感とともに楽しめる。
26日に開催された発表会では、デリカ食品部 米飯グループ マネジャーの白戸栄良氏が登壇。「近年、おむすび専門店の増加やインバウンドをはじめとする国内外でのおむすび需要の高まりにより、おむすびに再び注目が集まっている。伝統的な日本のソウルフードとして愛され続けているおむすびは進化を遂げ、多様な具材を組み合わせたおむすびの登場やおむすび専門店の急増などにより、消費者を魅了している」と述べた上で、2023年のおにぎり・その他の家計消費支出が前年比14.3%増の5909円と年々増加しているデータを示した。
同社では、こうしたニーズに応えるため、定番商品の刷新や他企業とのコラボなど、バラエティに富んだ展開を行なっており、7月の実績では売上第1位と看板商品になっているという。中でも2020年10月に販売をスタートしたちょっと贅沢な「ごちむすび」シリーズは今年7月までに累計2億8000万食を販売してきた。
同氏によれば、具材としては「鮭」と「ツナ」の人気が高いことから、「新しいおむすびの魅力を伝えたい」と考え、和食と洋食の名店に監修を依頼し、「ごちむすび」を含む4商品を開発することにしたという。
発表会には賛否両論の笠原将弘氏と上野精養軒の成島一勇氏も来場。それぞれが監修したおむすびへのこだわりを紹介した。
笠原氏は「ごちむすび 一本釣近海まぐろのツナ いぶりがっこ入り」について、「定番の食材にどう価値観を出すかが難しかった。ツナの存在感を出すためにゴロっとしたツナの塊を使った。マヨネーズを使わず、ツナが主役の商品に仕立てた」と語る。
いぶりがっこを使用したことついては「居酒屋さんで若い人に人気があるいぶりがっことチーズの組み合わせから着想を得た」と理由を説明。「生姜ごはん ツナからし醤油」については、「江戸時代の食べ方をヒントに、からし醤油を使うことにした。生姜のご飯との相性がいい」と紹介した。
一方の成島氏は「洋食なのでおむすびから離れた存在かなと思っていたが、洋食店ならではの味わいにできたらと思った。社内コンペを行ない、サンプルを作成し、何度も調整し、最適なものを選んだ。とくにタルタルソースにはこだわった」と振り返る。
こだわりのタルタルソースについては、上野精養軒のソースに味わいを近づけ、洋食の定番の鮭のムニエルに着想を得て、バター風味のご飯にあうように仕立てた。「スモークサーモン ペッパーおむすび」については、「クリームチーズとマヨネーズで和えて、カリカリ梅でアクセントをつけてガーリックパッパーライスと一緒に食べる、とてもバランスのいい洋風おむすび」だとしている。
ファミリーマートでは、今回の商品の発売にあわせ、「直巻 焼しゃけ」や「手巻 シーチキンマヨネーズ」といった定番商品が抽選で各3万5000人に当たるSNSキャンペーンを展開するほか、今回の商品で使用しているお米「青天の霹靂」2kgを抽選で50人にプレゼントするキャンペーンや、おむすび1品の購入で次回使える20円引きクーポンをプレゼントするキャンペーンを展開する。