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サントリー「クラフトボス世界のTEA」、アレンジティーの世界を表現

編集部：湯野康隆

2025年3月6日 12:16

2025年3月18日～

「クラフトボス世界のTEA」シリーズ

　サントリー食品インターナショナルは、「クラフトボス世界のTEA」シリーズ4品を3月18日から順次発売する。

　クラフトボスは、抽出方法やブレンド技術を駆使した繊細な味作りを追求するブランド。コーヒーだけでなく、紅茶や抹茶ラテなど、さまざまな飲料を展開している。

　同社では、世界的にお茶カテゴリーの消費が伸長する背景に紅茶以外の茶葉やフルーツなどを組み合わせたアレンジティーの人気が高まっており、国内でもこうした傾向が見られると指摘。クラフトボスシリーズでもこうしたニーズに応える商品を開発することにしたという。

　3月18日には「クラフトボスフルーツティーエードピーチ＆マンゴー」「クラフトボスティーレモネード with クールライム」、4月15日には「クラフトボスブルーセイロンティー無糖」「クラフトボス贅沢ミルクティー」がそれぞれ発売となる。

「クラフトボスフルーツティーエードピーチ＆マンゴー」では、スリランカ産ディンブラ茶葉、ケニア産ケニア茶葉、中国・武夷山市産烏龍茶、桃果汁、白桃ピューレエキス、マンゴー果汁、りんご果汁をブレンド。台湾のドリンクスタンドで親しまれているフルーツティーをモチーフに開発。普通のフルーツティーだとリンゴやパインのようなさっぱり系のフルーツが入るが、今回は桃とマンゴーの濃厚系をしっかりさっぱりさせる茶葉選定を心がけたという。

クラフトボスフルーツティーエードピーチ＆マンゴー

「クラフトボスティーレモネード with クールライム」では、スリランカ産ヌワラエリア茶葉、レモン果汁、ライム果汁、レモンピールエキスをブレンド。米国で親しまれているティーレモネードをイメージして開発されている。レモネードで想像する甘さよりは、お茶でさっぱりしており、甘すぎが苦手な方にもオススメとのこと。

クラフトボスティーレモネード with クールライム

「クラフトボスブルーセイロンティー無糖」では、スリランカ産ディンブラ茶葉、ケニア産ケニア茶葉、中国・武夷山市産烏龍茶をブレンド。発酵度の異なる茶葉をブレンドして楽しむ中国茶の文化を参考に、セイロンティーをベースにした2種類の紅茶に、青茶と呼ばれる爽やかな香りの烏龍茶をブレンドし、香り高さと後ギレを両立させている。中国茶のおかげで華やかな香りがありつつ、まとまってるので中華料理やコンビニのホットスナックや弁当などにも合うとしている。

クラフトボスブルーセイロンティー無糖

「クラフトボス贅沢ミルクティー」では、インド産アッサム茶葉、スリランカ産ディンブラ茶葉、ケニア産ケニア茶葉、ミルク、練乳をブレンド。イギリスで親しまれているミルクティーをイメージし、コクのある豊かなミルク感を追求。練乳がコクの隠し味で、アッサムに負けないバランスを作りつつ、甘すぎずごくごく飲める感じに仕上げたとのこと。

クラフトボス贅沢ミルクティー

　いずれも容量は600mlで、価格は「クラフトボスフルーツティーエードピーチ＆マンゴー」と「クラフトボスティーレモネード with クールライム」が180円、「クラフトボスブルーセイロンティー無糖」が170円、「クラフトボス贅沢ミルクティー」が185円（いずれも税別）。

　発売に先立ち、6日に開催された発表会では、ブランドマーケティング本部課長の久米さやか氏が登壇し、商品化の背景を説明した。

ブランドマーケティング本部課長の久米さやか氏

　直近では2023年に発売した「甘くないイタリアーノ」が前年比140％と好調で、カフェユーザーの取り込みに成功。世界的にアレンジティーが伸長しており、味わいづくりの自由度の高さや、ビジネスパーソンに寄り添うボスブランドとして、仕事に疲れたときの贅沢や気分転換といったリラックスシーンとの相性のよさもあり、紅茶の枠には収まらない“TEA”の商品化に取り組むことにしたという。

　小売店の店頭においては、紅茶の棚は小さく、定番品しか置かれない傾向があるが、今回の商品は無糖茶や果汁飲料の棚に置かれても違和感が小さいことから、売り場での新たな接点づくりも意識。中期的にシリーズ全体で1000万ケース規模に成長させたいとしている。