おいしさの秘密と私のこだわり
フレンチの技法で作り上げたスシローのコラボ麺「辛旨 鯛担麺」
2022年5月19日 15:39
スシロー（FOOD & LIFE COMPANIES）は、大阪・肥後橋の鯛担麺専門店「抱きしめ鯛」が監修した「辛旨 鯛担麺」を販売している。同社 商品開発課の藤田慎也氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。
――商品開発の経緯を教えてください。
藤田氏：常においしいラーメンを開発するために、いろいろなコラボ先を見つけていく中で、今回は大阪の人気店 鯛担麺専門店「抱きしめ鯛」さんとコラボすることになりました。長年フレンチで修業したシェフの技法を生かした出汁の取り方で今までのスシローには無かったラーメンを全国のスシローで食べることができます。
――どんな特徴があるのでしょうか。
藤田氏：大阪に店を構える、鯛と担々麺を掛け合わせたフレンチ出身のシェフが作る話題の鯛担麺専門店「抱きしめ鯛」監修のもと作り上げた新作ラーメンです。「辛旨 鯛担麺」のスープは、スシローのネタとして使用している国産の鯛のアラなどを活用した魚介ダシがベースとなっています。そこに昆布の旨みや、鯛の香りが豊かな鯛のオイル、担々麺の命でもある練りごまを絶妙に組み合わせ、鯛の旨みを凝縮した担々スープに仕立てました。トッピングの肉味噌は、肉感を感じられるように豚肉を粗めに挽いたミンチに、すりごま、豆板醤、にんにくなどで味付けし、さらに鯛のダシを加え、鯛の風味が香る辛旨な肉味噌に仕上げました。
――こだわりのポイントは？
藤田氏：フランス料理の技法を活かして作るフュメ・ド・ポワゾン（洋風の魚の出汁）をスシローのラーメンに初めて使用し、鯛塩ラーメンとはまた違ったクリーミーなスープにしています。また、「抱きしめ鯛」の店舗と同様に山椒油をかけることで1～3辛まで選べます。唐辛子の辛さとは違いほんのりと痺れる辛さが特徴で1辛、2辛、3辛とご用意しました。
――商品化にあたって苦労したことがあれば教えてください。
藤田氏：「抱きしめ鯛」のお店の味にいかに近づけれるかが苦労した点です。コラボをお願いするには、お店の味と同じ物を作らなければいけないのはもちろんですし、1杯としての見た目も出来る限り近づけたいと思い何がトッピングのキーポイントか探るのもかなり苦労しました。
――どんな人に食べてもらいたいですか？
藤田氏：大阪の人気店の「抱きしめ鯛」の鯛坦麺です。その味が全国のスシローで食べられるのでスシローのラーメンファンの方はもちろん、ラーメンマニアの方にもぜひ食べていただきたいです。辛さも山椒の辛さなので、辛いのが苦手な方でも1度召し上がっていただきたいと思います。
――ありがとうございました。