おいしさの秘密と私のこだわり

とんでん、北海道の魅力を詰め込んだ冷凍釜めしの自信作

とんでん 恵庭工場ライン長の福井健太郎氏

 とんでんは、一部の店舗とオンラインで冷凍食品「けんたろうの釜めし(とり・ほたて・かに)」を販売している。今回は恵庭工場ライン長の福井健太郎氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

福井氏:2022年7月13日から、一部店舗にて冷凍商品の販売を開始しました。ほとんどは公式オンラインショップで販売している商品から選定したラインアップですが、店頭での販売を記念して、北海道恵庭にある自社工場でオリジナルの商品として開発したのがこの「けんたろうの釜めし(とり・ほたて・かにの全3種)」です。スチームコンベクションの導入にあたり、今まで設備的に製造することができなかった商品を製造したいと思い開発に至りました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

福井氏:お米は、ほどよい甘みと粘り気のある北海道産ななつぼしを使用し、北海道恵庭の新鮮なお水と自家製の出汁でていねいに炊き上げています。一度に大量に炊き上げてから盛り付けるのではなく、釜めし1つずつを炊き上げて急速冷凍しているため、レンジで温めるだけで、ムラなくふっくらと炊き立てのようなご飯を再現することができました。中には身がしっかりと引きしまった新鮮な具材を厳選しており、器は最後のひと口まで温かく美味しく召し上がっていただけるよう重厚感のある釜を選びました。

けんたろうの釜めし(とり・ほたて・かに)

――こだわりのポイントは?

福井氏:通常、一度冷凍したものをレンジアップすると、水分が蒸発し具材の身が硬くなってしまうため、レンジアップでも柔らかくお召し上がりいただけるよう、水分量にこだわりました。具材に加工を施すのではなく、水分量を調整することで食べやすい柔らかさを実現しています。炊く際の出汁の量を変えて何度も試作を重ね、一番具材が柔らかく、尚且つご飯にもほどよく出汁が染みこむレシピを開発しました。

――どんな人に食べてもらいたいですか?

福井氏:時勢柄、または普段仕事や家事などで忙しく、外食や旅行をする時間が取りにくい方にも、ご自宅にいながらお手軽にちょっとした外食気分を味わっていただきたいです。冷凍庫に保管しておき、電子レンジで簡単に炊き立てのような味わいが楽しめるので、もちろん普段のお食事にもおすすめです。ご好評により、冷凍商品販売店舗(原山店・若松店・市原店・志村小豆沢店)のみでなく、公式オンラインショップでの販売も9月より開始しています。

――ありがとうございました。