おいしさの秘密と私のこだわり
国産ホップのIBUKIを使って香りを引き出した「本麒麟 香りの舞」
2022年11月16日 18:00
キリンビールは、「本麒麟 香りの舞」を11月8日に発売した。今回はマーケティング本部 マーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループの大橋優隆氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。
――商品開発の経緯を教えてください。
大橋氏:近年、お客さまのライフスタイルも変化してきたことで、お家の中で多種多様なお酒が飲まれるようになり、特にビール類に求める味わいは、本格志向、止渇爽快ニーズのみではなく、さまざまな味わいを楽しみたいという声も増え、お客さまの嗜好に多様性が生まれるようになりました。その中で「香り」のニーズに対する声が多くなっていることが、独自調査で分かりました。
お客さまの声に常に向き合い続け、うまさを追求してきた「本麒麟」において、「本麒麟 香りの舞」は新しいうまさの切り口として「香り」に着目したブランド初の期間限定品となります。
――どんな特徴があるのでしょうか。
大橋氏:「本麒麟」らしい飲みごたえとすっきりとした飲みやすさはそのままに、金木犀、和柑橘のような香りが特長の国産ホップ「IBUKI」を一部使用することで、「本麒麟」らしさを残しながら、上品な香りを両立することができました。日本の食事シーンや、日本人の味覚に合う、特徴のある一杯になったと考えています。
――こだわりのポイントは?
大橋氏:今回の開発は、「本麒麟」らしいうまさとは何かを改めて深く考え、整理するところからスタートしました。「本麒麟」らしさを残しながら、香りに着目した期間限定品を開発するため、徹底的に議論をし尽くしてから、試験醸造に移りました。その結果、「本麒麟」らしいうまさと上品な香りを両立できる、国産ホップ「IBUKI」を採用した「本麒麟 香りの舞」が完成しました。
――どんな人に飲んでもらいたいですか?
大橋氏:「本麒麟」らしさを何度も議論していく中で、「『本麒麟』は誰もが好む上質で中庸な味わいであるべき」というひとつの結論に至りました。そのため、これまでの「本麒麟」を飲んでいただいていたお客さまはもちろん、これまで「本麒麟」を飲んだことのないお客さまにも「本麒麟 香りの舞」をきっかけにさまざまなお客さまに手にとって飲んでいただきたいと思っています。
――ありがとうございました。