おいしさの秘密と私のこだわり

テキーラ「クエルボ」の“死者の日”限定デザインボトル

アサヒビール High-Value&International Brands部の坂本佳史氏

 アサヒビールは、「クエルボ・エスペシャル」と「クエルボ・エスペシャル・シルバー」の“死者の日”限定デザイン商品を発売した。今回はHigh-Value&International Brands部の坂本佳史氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

坂本氏:テキーラはメキシコを原産地とする蒸留酒です。私たちが取り扱うテキーラ「クエルボ」は世界で販売量ナンバーワンのブランドです。メキシコでは、“死者の日”という風習があります。亡くなった方を偲び、街や祭壇をマリーゴールドの花で飾ったり、こんな風にカラベラ(ガイコツ)のメイクをしてパレードを楽しんだりします。日本のお盆にも似た風習ですが、“死者の日”は明るく盛り上がるイベントです。そんなメキシコならではの行事をモチーフにして、「クエルボ・エスペシャル」と「クエルボ・エスペシャル・シルバー」の限定デザイン商品を9月18日に期間限定で発売しました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

坂本氏:“死者の日”の象徴的なアイコンであるカラベラをメインに描き、楽器やろうそくの飾りをデザインすることで“死者の日”ならではの華やかさを演出しています。クエルボブランドの代表商品である「クエルボ・エスペシャル」はオレンジ色のボトルが特徴ですが、“死者の日”を彩るカラーもマリーゴールドの花のオレンジ色なのでぴったりです。

“死者の日”限定デザインの「クエルボ・エスペシャル」と「クエルボ・エスペシャル・シルバー」

――こだわりのポイントは?

坂本氏:今回の限定ラベルを通して、“死者の日”をはじめメキシコの魅力的な文化も伝えていきたいと考えています。9月7日には“死者の日”にちなんだイベントを「イマーシブ・フォート東京」で開催しました。当日はお客さまにも“死者の日”メイクを楽しんでいただいたり、当日限定のスペシャル・パレードや「クエルボ・エスペシャル」を使ったロングカクテルなどを提供したりしました。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

坂本氏:「こんな人!」と限定するのではなく、色々な人に楽しんでもらいたいですね。というのも、これまでテキーラというと、クラブやカジュアルバーなどにぎやかな場で、ショットグラスにいれて飲むイメージが強かったと思います。確かにショットグラスで飲むのもおいしいですが、最近では脚付きのグラスで香りと味わいをゆっくりと楽しむプレミアムテキーラや、柑橘系のジュースやソーダで飲みやすくしたカクテルスタイルなど、多様な楽しみ方が世界中で広がっているんです。日本でもテキーラのさまざまな魅力を「クエルボ」を通して体感してもらいたいなと思います。

――ありがとうございました。