おいしさの秘密と私のこだわり

2000本限定の「男梅サワーの素」、梅干しを漬ける困難を乗り越えて商品化

サッポロビール ビール&RTD事業部 男梅サワーブランドマネージャーの高原務氏

 サッポロビールは、「サッポロ 男梅サワーの素 てっぺん」を2000本限定で販売している。今回はビール&RTD事業部 男梅サワーブランドマネージャーの高原務氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

高原氏:「お酒を飲む楽しさ」を伝えている男梅サワーならではの取り組みとして、RTDでは実現が難しかった“梅干し入りの男梅サワー”をRTS(Ready To Serve)として開発しました。昨年キャンペーン景品として限定生産したのですが、多くの応募と好評の声にお応えし、このたび数量限定で販売することにいたしました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

高原氏:厳選した紀州産南高梅の梅干しをじっくり漬けこみ、唯一無二の梅干し感を際立たせています。手作業の部分もあり、まさに男梅サワーのてっぺん、贅沢なお酒の素です。梅干しが入っていますが、潰して飲んでもいいですし、そのままおつまみ代わりに食べてるのもおすすめです。

サッポロ 男梅サワーの素 てっぺん

――こだわりのポイントは?

高原氏:梅を漬けたお酒は世の中にありますが、梅干しを漬けたお酒というのはサッポロビールでも初めての取り組みです。理想としては、缶に梅干しを入れた男梅サワーをつくることですが、塩分による腐食がネックで実現が難しいため、長い開発期間を経て、ようやく瓶で実現しました。梅干しの種類や大きさなど、原料の選定から製造工程まで探してようやく実現しました。社内でも何度も無理ではないかと言われましたが、和歌山の梅干し会社さんに実際に赴いたり、製造工場の担当者とゼロから検討を行ない、手作業を見守るなど想いを込めてできあがった逸品です。1つ1つ皮が破けないように、手作業で詰めているので、ぜひ梅干しにも注目ください。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

高原氏:男梅サワーが好きな方はもちろん、梅干しが好きな人にはぜひ飲んでもらいたいですね。男梅サワーは、甘くて酸っぱくてしょっぱくて、いい“塩梅”のサワーですが、このてっぺんでは、よりダイレクトに梅干しを感じていただくことができると思います。焼き鳥のタレ味のようなコクのある食事と、梅干しによりさっぱりとした後味をお楽しみください。

――ありがとうございました。