ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

シャトー・ラランド・モース 2020(赤)

価格:3740円(2026年1月13日現在)
シャトー・ラランド・モース 2020

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらいいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の岡田さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の岡田さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

岡田氏:ボルドー右岸の中でも、玄人好みのメルロー主体の濃密で柔らかでありながら力強い味わいを比較的手頃な価格で楽しめるフロンサックのワインをぜひ知ってもらいたいと思ったからです。特にこの「シャトー・ラランド・モース 2020」は、果実味の凝縮感と繊細なタンニンのバランスが絶妙で、2020年という当たり年の魅力が詰まった一本です。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

岡田氏:フロンサックは、ボルドーで最も高価なワインであるシャトー・ペトリュスのAOCポムロールから15kmほどのところにあり、起伏に富んだ複雑な地形で、比較的勾配のある丘や傾斜地にブドウ畑があります。なんと16世紀のヴェルサイユ宮殿で太陽王ルイ14世から好んで飲んでいたという逸話があります。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

岡田氏:しっかりとした果実味とタンニンが、赤身のステーキやローストビーフと相性ピッタリです。和食ですと、すき焼きや照り焼きチキンといった甘辛い味付けのものがワインの果実味とマッチして旨味が広がります。ただし、すき焼きをワインと合わせる時は卵には付けないでくださいね。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

岡田氏:ちょっと特別なひとときでも、いつもの日常でも、どんな時にも寄り添えるワインなので気軽に飲んで欲しいです。暖かい家の中でのすき焼きパーティで楽しんでもよし、晴れた日にアウトドアのBBQで炭火焼きの野菜やお肉と楽しんでもよし。仲間との会話がきっと弾むはずです。

テイスティングメモ

甘み:ドライ ●──── スイート
渋み:控えめ ───●─ しっかり
酸味:穏やか ●──―─ キリッと
重さ:ライト ──―●─ フルボディ