おいしさの秘密と私のこだわり

規格外果実を価値に変える「キリン 氷結 mottainai ふじりんご」

キリンビール マーケティング部 氷結ブランド担当の當麻汐音氏

 キリンビールは、「キリン 氷結 mottainai ふじりんご」を11月18日に発売した。今回はマーケティング部 氷結ブランド担当の當麻汐音氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

當麻氏:「氷結 mottainai」は、規格外果実をおいしいチューハイにすることで果実農家様の課題解決に貢献を目指すブランドです。本商品発売のきっかけは、第1弾「浜なし」発売後、産直通販サービス「食べチョク」などを運営するビビッドガーデン様との対談でした。昨今のフードロス問題とこれからの企業の在り方について意見交換させていただく中で、各社の強みを生かすことができれば、より多くのフードロス削減を実現し、規格外品の価値創造など、持続可能な社会の実現に貢献できると考え、対談後キリンからお声掛けし、2025年4月「モッタイナイ!を、おいしい!に。」プロジェクトを発足・プロジェクト参画企業として協業に至りました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

當麻氏:「氷結 mottainai ふじりんご」は、産直通販サイト「食べチョク」を運営し、全国各地の農家様とつながりをもつビビッドガーデン様の探索力で見つけた、長野・青森産の「モッタイナイふじりんご」を使用しています。食べチョク様との協業により、弊社だけでは実現できなかった規模感でのフードロス削減の貢献を目指します。

キリン 氷結 mottainai ふじりんご

――こだわりのポイントは?

當麻氏:実際に農園に訪問させていただき、味わい・生産のこだわり・生産現場における課題などを農家様から直接学び、商品の中味・パッケージ・コミュニケーション開発に活かしました。とくに中味においては、農家様・食べチョク様にもサンプルをご試飲・ご意見いただき、「ふじりんご」らしい味わいが楽しめる中味開発にこだわりました。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

當麻氏:ターゲットである20~30代を中心に幅広いお客さまにお試しいただきたいです。「氷結 mottainai ふじりんご」を通して、「ふじりんご」のおいしさ・農家様のこだわりを多くの方に知っていただくと共に、おいしさと社会性を両立した商品がより多くのお客さまに身近な選択肢になることを願っています。

――ありがとうございました。

12月2日には「キリン 午後の紅茶 mottainai ふじりんごティー」も登場する