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コカ・コーラ、「アイシー・スパーク」が最強の強炭酸水である理由を解説
2021年5月6日 17:21
- 2021年5月6日 発表
日本コカ・コーラは、5月10日発売の無糖強炭酸水「アイシー・スパーク from カナダドライ」の発売開始記念イベントを開催し、同商品で採用された「冷却スパーク技術」の仕組みを解説した。
同社 マーケティング本部 ウォーターカテゴリー統括の朴英俊氏は、コロナ禍で外出自粛などが要請される中、強炭酸水によるリフレッシュ効果へのニーズが高まっていることや、国内の無糖炭酸水市場が年間2000億円規模に成長する中で、他社の同様の商品とどう差別化していくかを重点課題とし、アイシー・スパークを発売することにしたと振り返る。
他社との差別化を図っていくにあたり、重要な役割を担うのが「冷却スパーク技術」となる。製造工程の詳細は企業秘密だとして公表を控えた同氏だが、概要としては、冷たければ冷たいほど水に気体が溶けやすいという性質を活かし、製造工程を見直すことで、“日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸水”を実現。同社として製造できる最大のガスボリュームの強炭酸だとしている。
その後、タレントのSHELLYとマヂカルラブリーの2人が登場し、ステージ上で“1日研究員”として冷却スパーク技術を裏付ける2つのミニ実験を披露した。1つは、二酸化炭素の濃度によって色が変わる溶液を用い、冷たい水の方が炭酸の濃度が高くなることを確認するというもので、予定通りに成功。
もう1つは、アイシー・スパークのキャップにストローを通し、軽く2回ほど振るだけで3mほどの高さまで吹き上がる様子を披露しようというものだったが、暴発への恐怖のあまり野田クリスタルがペットボトルの底に当たるまでストローを押し込んだため失敗。2回目の挑戦でようやく成功した。
イベント終了後に実施された朴氏へのオンライン囲み取材では、ザ・タンサンやい・ろ・は・す スパークリングについては、アイシー・スパークの発売に伴い、終売となることが明らかにされた。
また、冷却スパーク技術の無糖以外のドリンクへの転用については、今のところ未定とのこと。ドリンクバーなどへの応用の可能性については、不可能ではないが、液温管理が難しく、将来に向けて研究を進めていきたいとしている。