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アジア各国の食品1400種以上を集めた「亜州太陽市場」のオープン初日を見てきた

2021年11月25日 オープン

東京・吉祥寺にアジア食品専門「亜州太陽市場」がオープン

 ラオックスは11月25日、東京・吉祥寺にアジア食品専門店「亜州太陽市場」をグランドオープンした。

 韓国、中国、台湾、ベトナム、タイなどアジア12か国の現地でしか手に入らない商品も含め、1400種類以上を取りそろえる。インスタント食品やレトルト、冷凍食材、調味料、菓子、飲料、テイクアウト商品ほか、幅広いラインアップで展開する。

 11月28日まではオープニングセールとして期間限定商品や特価品、福袋などを用意する。オープン初日の亜州太陽市場をレポートする。

「亜州太陽市場(あしゅうたいよういちば)」吉祥寺店

グランドオープン日: 2021年11月25日
所在地: 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目2−7
アクセス: JR中央線/京王井の頭線 吉祥寺駅から徒歩約3分
営業時間: 11時~19時30分

「亜州太陽市場」吉祥寺店
営業時間は11時~19時30分
店舗はJR吉祥寺駅北口側から西へ進み、吉祥寺通りを渡ったあと、1本奥の通りにある

食材との新たな出会いも楽しみに

 約134m 2 の売り場面積をもつ「亜州太陽市場」は、ラオックスにとっては新業態となるアジア食品専門店。アジア系の商品を扱う店舗としては、2021年6月に京都にオープンした「ラオックス河原町OPA店」に続くものとなる。

店舗入口
入口付近では商品が積まれた屋台
入ってすぐのところには注目の商品が

 同社代表取締役社長 CEOの飯田氏によれば、「ラオックスグループの多様な人材と、アジア地域に展開している(既存)ビジネスそのものを強みとして活かせる」との考えから立ち上げた。一般的に各国ごとの食品を扱う店舗が多いのに対し、亜州太陽市場は各国の食材を一堂に会した「アジアのワンストップグロッサリーストア」をコンセプトとしている。

ラオックス株式会社 代表取締役社長CEO 飯田健作氏

 内装は、原色の多いアジアの商品パッケージが映えるよう「意図的に照度を上げている」と飯田氏。ネオンをイメージした色とりどりの照明も設置し、コロナ禍で本場の味を現地で体験しにくい今の状況でも、「陽光があふれる明るい、楽しいアジアの雰囲気を思い出してほしい」という狙いがあるという。

亜州太陽市場の店内
多言語表記の吊り下げ看板

 吉祥寺には単身者だけでなくファミリー層の居住人口も多い。業態的に、通過人口ではなく居住人口の多さが重要と見て出店エリアを決定したとのことで、「インスタント麺やスナックなど1人で消費できるものもあるが、家庭向けの食材もたくさんそろえている。本場の味をそのまま楽しみたいというニーズにも応えたいが、ぜひ作っていただきたい」という願いも込めた。

 さらに、店内にある手書きPOPに「多様な国から来ているスタッフたちが、自分の国・地方だったらこう食べるとか、これがなぜ美味しいか、これをなぜ使うか、といった深い洞察まで入っている」ところにも注目してほしいと話す。

 また、店舗の見どころとなる一番のポイントは「品ぞろえの強さと深さ。これは見たことがあるけど、これは見たことがない、といったような新鮮な驚きが、すべての(商品)カテゴリーに入っている」とのことで、食材との新たな出会いがあることも楽しみの1つになるとした。

インスタント麺は店内の壁一面を占めるほど。麺類だけで200商品に上る
冷麺だけでもこれだけの種類
現地でしか味わえないめずらしいインスタント麺も取り扱っている

 プロジェクト開始からわずか8か月というスピードでオープンにこぎつけたことから、たとえば多くの食材を取りそろえていながら「作り方が分からないという困りごとに対して応えきれていない」といったことなど、料理方法などの食べ方提案の強化はこれからの課題だと飯田氏はいう。

 飯田氏は「お客さまのニーズに徹底してフォーカスする」と宣言し、ほかの地域にも今回のようなアジア食品専門店を、ニーズ分析のために「少なくとも数店舗」展開する予定。12月3日には、東京・自由が丘にアジアコスメ専門店「LAOX BEAUTY AIRPORT」がオープンする予定で、こうした新規店舗や京都の既存店舗との相乗効果にも期待している。

韓国系レトルト
この棚すべて韓国海苔
コチュジャン1つとってもたくさんある
火や電気を使わずに食べられる火鍋
刀削麺もいろいろ
中華料理のスパイスなど
ラー油のほか、さまざまな調味料が
あまり見たことのない色のウェイパァー
定番とも言えるヤマモリのタイカレーだが、これも種類が豊富
ココナッツミルクも1つや2つどころではない
これだけの香辛料があればオリジナルのカレー作りも楽しそう
ナンプラーなど
各国の米も集められている
冷凍食品も充実
これほとんど全部餃子
小籠包も本場の味を再現できそう
台湾の屋台で使われているものと同じだというソーセージ
本物のガパオライスなどに使われるハーブ類も
冷凍スイーツもある
タイのドライフルーツが並ぶ
菓子類もたっぷり用意
この棚全部お茶類
ベトナムコーヒーも
アルコール飲料もある
日本では手に入りにくい台湾のビールも多数
惣菜コーナー
テイクアウトできるホットスナック
ここ以外では新大久保くらいにしかないという本場の味の惣菜が手に入る
オープニングセールでは各国の商品を詰め合わせた福袋が販売されている
電子マネー、コード払いなどにも対応
綿飴の自動製造機。カラフル、かつユニークな形の綿飴が500円。少なくともオープニングセール期間中は稼働しているとのこと