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森永製菓、鶴見工場内に「森永エンゼルミュージアム MORIUM」1月12日オープン

2022年1月12日 オープン

MORIUMの「おいしさのヒミツエリア」

 森永製菓は2022年1月12日、神奈川県の鶴見工場内に見学施設「森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)」をオープンする。

 同施設は、森永製菓の商品の歴史や主力製品に関する技術などを展示や映像を通じて体感できるミュージアム。施設の名称は、MORINAGAとラテン語で「~の場所」を意味するARIUMを組み合わせ、「生み(UM)」出される価値を体感できるようにとの思いを込めて名付けられた。

 施設の総面積は1985m2で、1階が展示エリアや売店、2階がワークルーム(当初は不使用)となっている。エントランスは白を基調とした近未来的なデザインとなっており、キョロちゃんが来場者を出迎える。

エントランスから中に入るとキョロちゃんが出迎える
手前からビスケット(マリーなど)、アイス(チョコモナカジャンボなど)、チョコレート(DARSなど)といった商品のコーナーがあり、それぞれの商品へのこだわりを教えてくれる
世界各国のハイチュウも

 シアターでは、同社の創業から現在までのさまざまな商品を紹介するパノラマ映像、ヒストリーコーナーでは、創業者の森永太一郎の紹介や発売当時のパッケージや広告宣伝物の展示で楽しめる。「おいしさのヒミツエリア」では各商品の歴史や製造技術が模型と映像で紹介される。エントランス横のミュージアムショップではMORIUMオリジナルのグッズも購入できる。

同社のお菓子作りの歴史がわかるコーナー
かつての宣伝ポスター
みんなの憧れ「おもちゃのカンヅメ」
ミュージアムショップ
MORIUMオリジナルのグッズなどが並ぶ
「おっとっと」のコーナー

 見学コースには鶴見工場の見学も含まれており、「小枝」「ハイチュウミニ」といった商品の製造の様子を見学できる。

 12月3日に開催されたオープニング発表会では、代表取締役社長の太田栄二郎氏が挨拶。「森永製菓が120年以上続いて来られたのは、何よりもお客さまの支援、信頼があったからこそ。このMORIUMには、森永製菓のこれまでの120年とこれからの未来、これをお客さまと共有させていただきたいとの願いを込めている」と語った。

 続いて登壇したMORIUM館長の中島庸子氏も「フロア全体を包み込むこの白さは、これからの未来をイメージしたもの。ここから先の未来をお客さまと共に色付けしていきたいという私たちの想いが込められている」と説明する。

(左から)鶴見工場長の十倉康充氏、取締役常務執行役員の宮井真千子氏、代表取締役社長の太田栄二郎氏、MORIUM館長の中島庸子氏、キョロちゃん

 所在地は神奈川県横浜市鶴見区下末吉2-1-1。休業日は土日祝日と工場休業日。見学対象は小学生以上で、見学の所要時間は約70分。来場は完全予約制となる。予約は12月13日10時から受け付ける。1月は9時30分~と13時30分~の2回(各回30人)、2月からは11時~も加え、1日3回の見学ツアーが実施される。