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有楽製菓、バレンタイン限定のブラックサンダーとリア充対抗グッズを発売
2022年1月13日 13:37
- 2022年1月13日 発表
有楽製菓は、バレンタイン限定の「青春サンダー」と「至高の生ブラックサンダー ザ・リッチキューブ」の2商品を1月14日に発売する。同社の特設ECサイトと、東京駅一番街の東京おかしランド ブラックサンダー特設ブースで販売される。
青春サンダーは、青春をイメージし、バタフライピーを用いて青い見た目を実現。中にはサクサク食感のバタービスケットとフリーズドライのいちごが入っており、青春時代の甘酸っぱさを表現している。10袋入りで、価格は972円。
至高の生ブラックサンダー ザ・リッチキューブは、ブラックサンダーのザクザク感と生チョコのなめらかさを一度に楽しめる2層仕立てのキューブ型チョコレート。ミルクとビター、各5粒のアソートで、価格は1944円。
このほか、東京おかしランド隣のCalbee+では、同社とカルビーのコラボ商品として「揚げたてポテトチップス チョコ&チョコ ブラックサンダー」が1月14日から数量限定で販売される。こちらの価格は330円。
同社では、2013年以降、義理チョコをテーマにさまざまなバレンタインイベントを実施してきたが、2022年は「それもありでしょ?バレンタインBACK TO青春」をテーマにした企画を展開する。
同社 代表取締役社長の河合辰信氏は、1月13日に開催されたオンライン発表会に学ラン姿で登場。同社としてこれまで義理チョコ文化を広げてきたが、「あげなければいけない、もらったら返さなければいけないという義務感や閉塞感が弊害として出てきた。昨年、反省して、より多くの方が楽しくなるイベントにしなければいけないと思い、誰でも楽しめるバレンタインを提案した」と振り返る。
同氏は「バレンタインは恋愛をテーマにした企画が多いが、実際のバレンタインはそうじゃないのではないか」と考え、調査を実施したところ、3人に1人が1つもチョコをもらわなかったり、あげなかったりした経験があったとした上で、「甘酸っぱい理想のバレンタインではなく、ただ酸っぱい現実のバレンタインを打ち出すことにした」と説明。
昨年販売して好評だった4商品を含め、バレンタインを斜めから表現した8商品をECサイトで1月14日から販売する。
昨年同様、ドキドキしながら下駄箱をチェックする気持ちが味わえる「下駄箱2」(2万2000円)、2月14日の煮干しの日にあわせて販売する「煮干し」(214円)、数で勝負の「大量ブラックサンダーBOX」(1万800円)、中綿が入っていて意外と温かい「ブラックサンダーマフラー」(1万1000円)を販売。
さらに、チョコを貰ったことを偽装できる「直筆ラブレター付きブラックサンダー」(1100円)、机の中を確認した想い出がよみがえる「学習机&イスつきブラックサンダー」(1万6280円)、リア充たちとは別の世界に退避できる「バレンタイン忘却室内用テント」(7678円)、盛り上がるリア充を爆破した気分になれる「リア充爆破スイッチ」(3828円)を新たにラインアップしている。
河合氏は自身の学生時代を振り返り、「バレンタイン前後に下駄箱、ロッカー、机をこっそりチェックしていたが、入っていた経験はゼロ」と語り、リア充への敵対心が今回のグッズ開発につながったと背景を説明した。
また、同社 マーケティング部 部長の杉田晶洋氏は、「青春サンダー」と「至高の生ブラックサンダー ザ・リッチキューブ」の開発の舞台裏を説明。
至高の生ブラックサンダー ザ・リッチキューブについては、昨年も生チョコを使用した商品を販売し、好評だったが、カットしなければいけないという手間があり、一口サイズにせよという社長からの指示を実現しつつ、ブラックサンダーらしいザクザク感を表現したり、厚みを持たせながら、まんべんなくチョコをかけるのが難しかったという。
青春サンダーについては、青春の酸っぱさを表現する上で、レモンや○○ベリーといった味も検討したが、それでは大人っぽい本格的な味わいになってしまうとして、社長が却下。そこで生み出されたがの今回のいちご味で、食欲を削がない青色の表現とあわせて苦労したとしている。