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野菜のおいしさと栄養を詰め込んだ「パピコ デザートベジ」4月4日発売

2022年4月4日 発売

「「パピコ デザートベジ」シリーズ

 江崎グリコは、ロングセラーのアイス「パピコ」シリーズの新商品「パピコ デザートベジ<紫いも>」「パピコ デザートベジ<かぼちゃ>」を4月4日に発売する。店頭価格は238円前後。

 新シリーズとなる「パピコ デザートベジ」は、その名のとおり、野菜にフォーカスして開発されたもの。「紫いも」と「かぼちゃ」の2つのフレーバーをラインアップし、それぞれビタミンA、ビタミンC、ビタミンEや食物繊維を豊富に含んでいるほか、ねっとりとした食感とともに野菜の風味を楽しめる。

 同社 アイスクリームマーケティング部の川野美柚氏によると、デザートベジのターゲットは、忙しい毎日でつい簡単な食事で済ませがちだが、食生活の乱れや栄養の偏りに不安や罪悪感がある20~50代女性。パッケージに記載されていたら気になる栄養素の調査では、ビタミンと食物繊維が上位に来ていることから、こうした意向にマッチした商品を開発することにしたという。

パピコ デザートベジ<紫いも>
パピコ デザートベジ<かぼちゃ>

 紫いもとかぼちゃ以外にも、にんじんとミルク、小松菜とミルクなど、さまざまな組み合わせも検討したが、味の面でおいしいと自信を持って販売できると判断したのが今回の2品とのこと。味以外でも、鮮やかな色合いを重視したとしている。

 素材にもこだわり、紫いもでは国産の紫いも(アヤムラサキ)の濃縮汁とパウダー、かぼちゃでは国産のかぼちゃペーストとパウダーを使用するとともに、生クリーム、脱脂粉乳、脱脂濃縮乳の3つの乳製品を組み合わせることで、野菜本来の風味を引き立てている。

 同社では、これまでにも「パピベジ」の名称で野菜フレーバーのパピコを販売してきたが、同社 商品技術開発研究所 アイスクリームグループの山本宗氏によれば、「従来のパッケージ(パピベジ)では、野菜を不足しがちで摂らないといけないもの、という発想に基づいて開発をしていた。そのため、風味面ではフルーツと合わせることで野菜を食べやすくするという工夫をしていたり、栄養面についても1日不足分69gという野菜の量を意識した配合になっていた」という。

 これに対し、今回のデザートベジでは、「実は野菜って、おいしいよね」というような発想から、設計を進めたという。山本氏は「風味面については、野菜本来の味を生かすような原料の選び方や配合を組んだ。栄養面についても、単なる野菜の量ではなく、お客さまが野菜に本当に求めている栄養が何なのかということを調査して食物繊維と3つのビタミンを選んだ」と、その違いを説明する。

江崎グリコ 商品技術開発研究所 アイスクリームグループの山本宗氏(左)とアイスクリームマーケティング部の川野美柚氏(右)

 パピコシリーズでは、定番の「チョココーヒー」が3月28日にリニューアル発売されているほか、「ホワイトサワー」も4月18日にリニューアルする予定。チョココーヒーでは、生チョコレートが従来の160%に増量されている。ホワイトサワーについても、乳酸菌から作られた発酵乳が従来の110%に増量される。