ニュース

「キリン グリーンズフリー」4月19日リニューアル発売

平日昼間にも飲める“大人がリフレッシュできる嗜好品”として提案

2022年4月19日 リニューアル

キリン グリーンズフリー

 キリンビールは、ノンアルコールのビールテイスト飲料「キリン グリーンズフリー」を4月19日にリニューアル発売する。

 14日に開催された発表会において、マーケティング部カテゴリーマネージャーの鈴木郁真氏は、同社がCSVコミットメントの1つとしてノンアルコール飲料の販売拡大を掲げていることを説明。2009年に「キリン フリー」を発売し、ノンアルコールビールというカテゴリーが誕生してから市場規模が約5倍にまで拡大してきたというデータを示しながらも、まだまだ成長機会があると指摘する。

 同氏によれば、さらなる市場拡大を目指す中、障壁となっているのは、「おいしくないというイメージや、飲めない時に飲むという消極的な飲用にとどまっているところ」。

キリンビール マーケティング部カテゴリーマネージャーの鈴木郁真氏

 また、コロナ禍において消費者の意識も変化しており、コロナ前は平日に働いて週末に一気にリフレッシュしようという人が多かったが、コロナ禍で旅行や外食を控える状況下では、小さな毎日のリフレッシュを求める傾向が顕著になってきていることから、今回のリニューアルでは、大人のリフレッシュシーンの拡大をテーマに、平日の昼間も含めて“プチ非日常感”を提供する嗜好品というポジションを目指すことにしたという。

 味わいについては、「素材・製法ともに、ちょっと贅沢にこだわり抜いて、圧倒的なおいしさと品質のよさを実現した」とする。具体的には、希少ホップを含む3種のホップ(ネルソンソーヴィン、カスケード、ビター)を使用し、グリーンラベルのホップの使い方や一番搾りの製法といったノウハウを活用し、麦とホップの素材のよさを引き出す新たな特許製法を開発。甘味料や水飴を使用しないことで、爽快な飲み心地を実現した。

 パッケージは、リフレッシュをイメージしたエメラルドグリーンをベースにしたデザインに変更され、350ml缶と500ml缶の2サイズをラインアップする。アルコール度数は0.00%。

350ml缶
500ml缶

 鈴木氏は、2022年の販売計画として、前年比191%の約110万ケースという高い目標を掲げる。同社として、ノンアルコールのビールテイスト飲料の市場全体が前年比100%と推計する中において、「ビールの代替で飲めない時に飲むものではなくて、日中も含めたリフレッシュしたい大人の新しい飲み物として、グリーンズフリーで市場の拡大を牽引していく」としている。

 リニューアル発売にあわせ、15日からは新CMが放映され、発表会にはイメージキャラクターとして出演する菅野美穂と坂口健太郎も登場。それぞれ「本当に爽やかという表現がぴったりのおいしさで、今までのノンアルコールビールには無いおいしさだった」(菅野)、「普段はそんなに気にせずに水やお茶を飲んでいるが、そこの選択肢が増えたような気がする」(坂口)と、グリーンズフリーを飲んでの感想を語っていた。

菅野美穂と坂口健太郎