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モスバーガー、5月18日に「夜モス」をスタート
こだわりのライスバーガー2品を提供
2022年5月11日 14:52
- 2022年5月18日~
モスバーガー(モスフードサービス)は、5月18日から15時以降の夜限定メニューを提供する「夜モス」(ヨルモス)をスタートする。
第一商品開発グループ グループリーダーの永野志津夫氏は、「ファストフードには、夜の時間帯に弱く、客数や売上が伸びないという課題があるが、コロナ禍におけるテイクアウト需要の高まりもあり、こうした需要が見込めるライスバーガーを開発しようということになった。他社もライスバーガーに力を入れる中、元祖ライスバーガーを生み出したモスならではのライスバーガーを夜専用で開発することになった」と、夜モス導入の背景を説明する。夜モスの全国展開に先駆け、昨年の秋から首都圏の12店舗で夜限定商品を販売する実験を実施してきた。
15時というと、まだ明るく、夜には程遠い印象もあるが、これについては「ランチ終わりの早い時間帯に来店される方に夜モスの存在を知ってもらいたいという宣伝の意味合いが強い」という。
夜限定メニューとして用意されたのは、「夜モスライスバーガー よくばり天 金目鯛とかきあげ(塩だれ)」(590円)と「夜モスライスバーガー よくばり焼肉」(620円)の2つ。いずれも11月中旬までの販売を予定している。
「よくばり焼肉」については、「モスライスバーガー焼肉」の肉の量を2倍に増量したメニューで、ガッツリ食べたい人向けのボリューミーな商品となる。
一方の「よくばり天」については、ファストフードとしては珍しい金目鯛をメインにした商品となる。永野氏によると、金目鯛というと醤油や砂糖、みりんなどで甘辛く煮て食べるイメージが強いが、「天ぷらにしてみようか、と試作してみたら、非常においしかった」ことから採用が決まったという。
同氏は「最初は金目鯛を2~3個挟んでみたりもしたが、コストがかかったり、ボリュームが出なかったりといった課題があり、既存の海鮮かき揚げと組み合わせてみたらバランスがよかった」と振り返る。
発売に先立ち、筆者も「よくばり天」を試食する機会があったが、ボリューム感はありつつも、濃すぎないさっぱりとした風味をサクッとした食感で楽しめることから、気がつくとスルッと完食していた。和の食材を組み合わせたメニューということもあり、お茶漬けにするなど、同メニューならではのアレンジも楽しめそうだ。