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歯周病菌の黒幕「F.n.菌」まで殺菌・歯周病予防する「G・U・M PLUS(ガム・プラス)」から歯磨き粉/デンタルリンス発売

2022年9月14日 発売

歯周病菌の黒幕「F.n.菌」まで殺菌し歯周病予防する「G・U・M PLUS(ガム・プラス)」

 サンスターグループは、歯周病予防のブランド「G・U・M(ガム)」から、歯周病菌に加えて歯周病菌を増殖させる原因となる「F.n.菌」を殺菌し歯周病菌の増殖も抑える「G・U・M PLUS(ガム・プラス)」シリーズを展開。「デンタルペースト」「デンタルリンス」を9月14日に発売するにあたり、新製品発表会を開催した。

 サンスターグループ 研究開発統括部 オーラルケアイノベーション研究開発部 主任研究員の犬伏順也氏によれば、「歯周病の原因は細菌の集団『歯周プラーク』によるもので、歯周病菌を増やす黒幕となる菌の存在がある。この黒幕となる菌「F.n.菌」があると歯周病菌が増え、ないと増えない」という。

 しかし、「F.n.菌」は口のあらゆるところに存在しており、マヤ文明(紀元前170年~紀元後885年)のヒトの歯石からもその存在が確認されているとのこと。

 さらに、加齢に伴い「F.n.菌」の割合が増加するため、これを増やさないことが歯周病予防になると説明した。

サンスターグループ 研究開発統括部 オーラルケアイノベーション研究開発部 主任研究員 犬伏順也氏

 新発売する「G・U・M PLUS」の商品は、歯周病菌の殺菌だけでなく歯周病菌を増やす原因となる「F.n.菌」まで取り除く「先制殺菌」が特徴で、殺菌剤「CPC」の長時間殺菌コートにより菌を寄せ付けない仕様となっている。

「ガム・プラス デンタルペースト」は、ハーブミントとリフレッシュミントがあり、容量は120g、価格は495円前後。

「ガム・プラス デンタルリンス」は、スッキリ爽やかタイプと低刺激ノンアルコールタイプがあり、容量は450mLが935円前後、900mLが1375円前後。

「G・U・M PLUS」の製品特徴
G・U・Mは口腔年齢に応じて3シリーズを展開している
製品ラインアップ
「ガム・プラス デンタルペースト ハーブミント/リフレッシュミント」(495円前後)
「ガム・プラス デンタルリンス スッキリ爽やかタイプ/低刺激ノンアルコールタイプ 450mL」(935円前後)
「ガム・プラス デンタルリンス スッキリ爽やかタイプ/低刺激ノンアルコールタイプ 900mL」(1375円前後)
歯周病菌の研究を続けるサンスター
歯周病の原因は細菌の集団「歯周プラーク」
F.n.菌の有無で歯周病菌の増殖が決まる
歯周病菌を増やすF.n.菌に着目
口の中のあらゆるところに存在するF.n.菌
加齢とともにF.n.菌の割合が増加
F.n.菌を増やさないことが歯周病予防に

知っているようで、知らない歯周病

 歯周病とは、歯周プラーク中の歯周病菌が歯茎に炎症を起こし、歯を支える組織が破壊されていく細菌感染症のこと。

 サンスターグループ オーラルケアマーケティング部兼G・U・Mブランドマネージャーの仮屋光広氏は、「『歯周病』の言葉の認知はほぼ100%だが、どうしてなるのか、なるとどうなるのかなど多くの人が歯周病やその予防について知識・理解が不十分な状態」と述べた。

サンスターグループ オーラルケアマーケティング部兼G・U・Mブランドマネージャー 仮屋光広氏

 実際、歯周病の初期段階である歯肉炎の罹患者は約2000万人で、歯周病の罹患者は30代以上の約70%。自分が歯周病だと認識しているのは約30%にとどまる。このギャップを埋めることが生活者のQOLを高めることにつながり、オーラルケアブランドとしての使命と語った。

 G・U・Mブランドは、1989年の発売以来、対症療法ではなく根本原因にアプローチすることを原点に、オーラルケアの市場をけん引する歯周病予防商材を扱い26年連続オーラルケア市場売上ナンバー1を獲得してきた。

 サンスターは、2021年の年初より「100年mouth 100年health」をコーポレートメッセージとして発信しており、口腔ケアが人々の健康寿命の延伸にいかに寄与するか、オーラルケアが前身の健康ケアにつながっていることなどオーラルケアの重要性について今後も打ち出していくと展望を示した。

歯周病とは
年代別歯周病罹患者の実態
生活者の「歯周病」に対する認識
歯周病罹患の実態と自覚・認識のギャップ
26年連続オーラルケア市場売上ナンバー1のG・U・M
日用消費財(FMCG)の市場規模推移
オーラルケアの中心を担う歯周病予防市場
今後も拡大が予想される歯周病予防市場
コーポレートメッセージの「100年mouth 100年health」
冒頭あいさつをした、サンスターグループ 執行役員 日本エリア消費財マーケティング担当 鈴木裕子氏