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歯周病菌の黒幕「F.n.菌」まで殺菌・歯周病予防する「G・U・M PLUS(ガム・プラス)」から歯磨き粉/デンタルリンス発売
2022年8月9日 14:30
- 2022年9月14日 発売
サンスターグループは、歯周病予防のブランド「G・U・M(ガム)」から、歯周病菌に加えて歯周病菌を増殖させる原因となる「F.n.菌」を殺菌し歯周病菌の増殖も抑える「G・U・M PLUS(ガム・プラス)」シリーズを展開。「デンタルペースト」「デンタルリンス」を9月14日に発売するにあたり、新製品発表会を開催した。
サンスターグループ 研究開発統括部 オーラルケアイノベーション研究開発部 主任研究員の犬伏順也氏によれば、「歯周病の原因は細菌の集団『歯周プラーク』によるもので、歯周病菌を増やす黒幕となる菌の存在がある。この黒幕となる菌「F.n.菌」があると歯周病菌が増え、ないと増えない」という。
しかし、「F.n.菌」は口のあらゆるところに存在しており、マヤ文明(紀元前170年~紀元後885年)のヒトの歯石からもその存在が確認されているとのこと。
さらに、加齢に伴い「F.n.菌」の割合が増加するため、これを増やさないことが歯周病予防になると説明した。
新発売する「G・U・M PLUS」の商品は、歯周病菌の殺菌だけでなく歯周病菌を増やす原因となる「F.n.菌」まで取り除く「先制殺菌」が特徴で、殺菌剤「CPC」の長時間殺菌コートにより菌を寄せ付けない仕様となっている。
「ガム・プラス デンタルペースト」は、ハーブミントとリフレッシュミントがあり、容量は120g、価格は495円前後。
「ガム・プラス デンタルリンス」は、スッキリ爽やかタイプと低刺激ノンアルコールタイプがあり、容量は450mLが935円前後、900mLが1375円前後。
知っているようで、知らない歯周病
歯周病とは、歯周プラーク中の歯周病菌が歯茎に炎症を起こし、歯を支える組織が破壊されていく細菌感染症のこと。
サンスターグループ オーラルケアマーケティング部兼G・U・Mブランドマネージャーの仮屋光広氏は、「『歯周病』の言葉の認知はほぼ100%だが、どうしてなるのか、なるとどうなるのかなど多くの人が歯周病やその予防について知識・理解が不十分な状態」と述べた。
実際、歯周病の初期段階である歯肉炎の罹患者は約2000万人で、歯周病の罹患者は30代以上の約70%。自分が歯周病だと認識しているのは約30%にとどまる。このギャップを埋めることが生活者のQOLを高めることにつながり、オーラルケアブランドとしての使命と語った。
G・U・Mブランドは、1989年の発売以来、対症療法ではなく根本原因にアプローチすることを原点に、オーラルケアの市場をけん引する歯周病予防商材を扱い26年連続オーラルケア市場売上ナンバー1を獲得してきた。
サンスターは、2021年の年初より「100年mouth 100年health」をコーポレートメッセージとして発信しており、口腔ケアが人々の健康寿命の延伸にいかに寄与するか、オーラルケアが前身の健康ケアにつながっていることなどオーラルケアの重要性について今後も打ち出していくと展望を示した。