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牛宮城がECサイト立ち上げ、インフルエンサーマーケティングでトリドリと協力

店舗新メニューとしてシャトーブリアン「水の舞」登場

2022年11月8日 発表

 宮迫博之がプロデュースする焼肉店「牛宮城」は、ECサイトを立ち上げ、通販事業に乗り出すことを発表した。

 11月8日に都内で開催された発表会には、宮迫に加え、同店のPRを担当するYouTuberのヒカル、インフルエンサーを活用したマーケティングを行なうトリドリ 代表取締役の中山貴之氏が登壇し、今回の取り組みの背景を説明した。

 宮迫は「コロナ禍で飲食店が今一番大事な時期なのかを実感している。その突破口として通販に力を入れていこうと考えた」と語る。その一方で、「従来の通販は広告にすごくお金がかかった。今はSNSで発信することで世の中に知ってもらえるようになってきている。YouTuberやTikTokの方、Instagramの方と協力しあって、EC×SNSが令和の飲食店にとって大事じゃないのかなと思う」と述べ、トリドリとともに今回のプロジェクトを進めることにしたと説明する。

 中山氏は、同社として3万9000人のインフルエンサーを抱え、SNS上で集客を行ないたい店舗とマッチングする事業を展開していることを紹介。「従来のインフルエンサーマーケティングは、宮迫さんやヒカル君のような影響力をもったメガインフルエンサーと事業者をマッチして販売促進するようなおのが多かった。それを中小企業や1店舗、2店舗という事業者が組んでやることは難しかった」とした上で、マイクロインフルエンサーを活用して月額4万円~でプロモーションが行なえるプラットフォームを運営する意義を説明した。

宮迫博之
ヒカル
トリドリ 代表取締役の中山貴之氏

 両者では、「飲食店2.0プロジェクト」を掲げ、通販事業を立ち上げようとしている飲食店にとって最初の壁となるブランド認知をインフルエンサーマーケティングによって打破していくモデルケースを作っていく意向。

 牛宮城のECサイトでは、牛宮城の店舗で提供しているメニューを冷凍食品として通販で購入できるようにするほか、今後、店舗で提供を予定している商品を先行販売していく。

 すでに店舗で提供されているものとしては、「ハチミツ梅の山芋キムチ」(3080円、税別、以下同)、「すだち冷麺」(3980円)、「太田牛トロユッケ丼」(5280円)をラインアップ。すき焼き、和牛餃子、極み牛すじカレー、時雨煮、ハチミツ梅の山芋キムチ、すだち冷麺をセットにした「おせちセット」(2万5000円)も販売する。

ハチミツ梅の山芋キムチ
すだち冷麺
太田牛トロユッケ丼
おせちセット

 先行販売商品としては、ヒカルがチョコレート専門店のChocolate Shopとともにプロデュースした「ヒカルチョコレート」(2800円)、宮迫がChocolate Shopとともにプロデュースした「宮迫チョコレート」(2600円)が販売される。

ヒカルチョコレート
宮迫チョコレート

 発表会にはトリドリに登録しているインフルエンサー30名も参加。その中には何かとお騒がせなタレント 加藤紗里も含まれおり、試食しての感想を求められると、「好きな人から会いたいと連絡が入ったので帰る」と自由過ぎる言葉だけを残し、会場を後にした。

 中山氏によると、トリドリの登録者に向けて参加を募ったところ、加藤本人が応募していたとのことで、宮迫は「オーディションで落としてください」とツッコミを入れていた。

感想も言わずに帰ってしまった加藤紗里
発表会には30名のインフルエンサーも参加

 また、牛宮城の店舗で提供される新メニューとしてシャトーブリアン「水の舞」(2万円)も発表された。同メニューは、元々は試食会でヒカルにこき下ろされ、ネットで大炎上した問題作だったが、そのヒカル自身のプロデュースにより復活。シャトーブリアンを大量(約300g)に使用し、鰹と昆布の特製だしの上に浮かべ、仕上げに金箔を振りかけたものとなる。

試食会でダメ出しされる模様を振り返る
シャトーブリアン「水の舞」

 ヒカルは「最初は薄くて量も少なく、それでは意味がない。これを頼む人はある程度お金に余裕がある人で、高いシャトーブリアンでできないかと考えた。ほかの焼肉屋のシャトーブリアンとは違う。全く別のもの」と自信を示した。

 同メニューは11月22日ごろから店舗で提供される予定とのこと。牛宮城の所在地は東京都渋谷区宇田川町12-9 ジュール渋谷 5階。