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カルビー「堅あげポテト うすしお味」リニューアル

松本幸四郎が「堅あげポテト応援の舞」を披露

2022年11月14日 発表

「堅あげポテト うすしお味」をアピールする松本幸四郎

 カルビーは11月14日、「堅あげポテト うすしお味」のリニューアル発売した。

 同商品は、厚めにカットしたじゃがいもを堅めに揚げたポテトチップス。同社 マーケティング本部 堅あげポテトチームの大藤友季恵氏によれば、今回のリニューアルでは「石垣の塩を使用し、さらにその塩の粒度を調整した。堅あげポテトはしっかりした生地の厚みでじゃがいものおいしさが楽しめるので、ポテトの生地にあうように塩の粒度を調整し、後味までじゃがいものおいしさを楽しめるようにした」という。

 さらに、従来は昆布の旨味でじゃがいもの味を引き立てていたが、今回は鰹の旨味を加えることで、さらに深みのある味わいを作り出しているとのこと。

 14日にリニューアルされるのは、65gのパッケージ(185円前後)で、その他のサイズも順次リニューアルが行なわれる。「ブラックペッパー」や「焼きのり味」といった他の堅あげポテトシリーズについても、順次パッケージデザインが変更される。

リニューアルした「堅あげポテト うすしお味」

 14日に都内で開催された発表会には、2020年から同商品のCMに出演する歌舞伎役者の松本幸四郎と、同商品の生みの親とされる執行役員 品質保証本部 本部長の遠藤英三郎氏も登場し、発売から30年を迎えた同商品の生い立ちを振り返った。

 遠藤氏によると、1990年に海外視察を行ない、それが堅あげポテトの誕生に繋がった。「それまでポテトチップスはレギュラーしか知らなかったが、いろんなメーカーがいろんな種類のものを製造・販売しており、とてもディープな世界だと感じた」という。

 同氏は、1993年の発売直前に米国のメーカーの工場長を北海道に招き、議論しながらフライヤーの設定の最終調整を行なったことなどを振り返った上で、1998年に実施したパッケージのリニューアルが、堅あげポテトのブランドを定着させる上で重要なターニングポイントになったと明かす。

 実際、紺色の背景に墨文字でロゴが描かれた和の世界観は今回のリニューアルでも受け継がれており、同商品の伝統にもなっている。

マーケティング本部 堅あげポテトチームの大藤友季恵氏(左)と執行役員 品質保証本部 本部長の遠藤英三郎氏(右)

 日本の伝統芸能の1つでもある歌舞伎の世界に生きる松本だが、「体の1/4~1/3が堅あげポテトでできている」と大の堅あげポテト好きを自称する。今回の発表会では、松本が商品企画に参加し、新たに開発された新味が4日後に発表されることも明らかにされた。

 試作品を試食した松本は「おいしいとしか言えない。最初の味と後の味が変わる。大人の楽しみ方ができる」と自賛。遠藤氏は「鼻にフッと抜ける香り、食べた後の若干の辛味が堅あげポテトに非常にマッチしている」と、同商品の生みの親らしく冷静に評価していた。

 松本は今回のリニューアルを機に「堅あげポテト応援部 部長」に就任しており、カルビーからは堅あげポテトが描かれたオリジナル扇子が贈呈された。これを受けて、松本は「三番叟の鈴の段」をモチーフに「堅あげポテト応援の舞」を披露。「これから日本を代表するポテトチップスになるように30年目を迎えた堅あげポテトの応援部長としてさらに盛り上げていきたい」と語った。

「堅あげポテト応援の舞」を披露する松本幸四郎
自身の2022年の一文字も発表