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CoCo壱番屋、『「 」カレー(ナナシカレー)』を約300店舗で発売

圧倒的なボリューム感はエイプリルフールネタじゃなかった

2023年4月6日~

「 」カレー(ナナシカレー)

 CoCo壱番屋は、4月6日に期間限定の『「 」カレー(ナナシカレー)』を発売する。約300店舗限定での販売となり、18日以降、材料が無くなり次第、提供終了となる。

 同商品は、ライスの上に巨大な肉が鎮座する見た目とボリューム感、食感、味わいなど、さまざまな角度で楽しめる新メニュー。真空加熱でホロホロ食感に仕上げられた豚肩ロース肉では、提供直前に焼き目をつけて香ばしさを演出。その上には、にんにくとすりおろし玉ねぎのシャリアピンソースがかけられ、独特の旨味を引き出している。

 大きな豚肩ロース肉は、“肉塊”と呼ばれ、その大きさをLEVEL1~3の3段階から選んでオーダーする形になっている。LEVEL2はLEVEL1の1.5倍、LEVEL3はLEVEL1の2倍のサイズ感になるという。価格は東京都・神奈川県・大阪府とそれ以外の地域で異なっており、LEVEL1が1501円/1480円、LEVEL2が1951円/1930円、LEVEL3が2371円/2350円となる。

 同社では4月1日に同メニューを発表するとともに、その名前を投票で決めるキャンペーンサイトを立ち上げていたが、発表日がエイプリルフールとあって、どこまでが本気なのか半信半疑な人も多かったはず。4月4日に都内で開催されたメディア向けの試食会では、改めて同社の本気ぶりが示された。

 商品開発部 主任の櫻井美奈子氏によれば、今回のメニューで採用した肉塊は、同社として全く新たな食材を使っているとのことで、スプーンで食べられるように工場でホロホロな状態になるまで真空加熱しているという。こうした工程を入れたり、最後に店舗で焦げ目をつけたりするのも初めてのこととしている。

 販売推進部 デジタルコンテンツ課の武藤有輝氏は、提供店舗を約300店に限定した背景について、「全体の肉の食数を加味しながら47都道府県で食べられるように考えた。本来、全店舗向けにメニューを開発する場合の制約を一旦リセットするところから企画をスタートした」と語る。

 メニュー名の候補としては、担当者が考えた候補数十件のうち、「ニクいカレー」「ミート'sロックカレー」「シャリアピンソースの贅沢肉カレー」「カレー肉」「ホロ肉ドカンと豪快カレー」「ココだけのごちそうポークカレー」の6つが最終候補としてノミネートされており、16日までキャンペーンサイトで投票を受け付けている。投票した人のうち100名に抽選で1000円分の食事券がプレゼントされる。

販売推進部 デジタルコンテンツ課の武藤有輝氏(左)と商品開発部 主任の櫻井美奈子氏(右)

 今回は一足先にLEVEL2を試食する機会があったが、まず、山のように盛り付けられた“肉塊”に圧倒される。その肉塊にスプーンを差し込むと、抵抗感もなくホロッと裂け、グランドキャニオンのような光景が広がる。

 カレーソースはポークカレーがベースになっており、ビーフなど、他のソースに変更することもできる。その他、トッピングも可能だが、正直なところ、LEVEL1でも相当なボリューム感なので、ほどほどにしておくのが無難だろう。