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サントリー天然水、約1/6に小さくたためる2Lペットボトルを開発

芦田愛菜、布袋寅泰、ティモンディがつぶし方をアピール

2023年4月5日 発表

新しくなった「サントリー天然水」のボトルを手にした芦田愛菜

 サントリー食品インターナショナルは4月5日、「サントリー天然水」の2Lペットボトルを改良し、約1/6のサイズまで小さくたためるようにしたことを発表した。4月上旬から順次切り替わっていく。

 同社では、これまでにもボトルやキャップの軽量化やラベルの薄型化、植物由来の原料の使用などを通じて環境負荷の低減に取り組んできたが、リサイクルに際して「つぶしたのに元に戻ってしまう」「回収日まで家の中でかさばる」といった不満の声に応える形で、たたみやすさを追求したボトルを開発することにした。

 同社によると、開発では70を超える試作を行ない、約2年の歳月を要したという。

 新ボトルでは、持ちやすく、注ぎやすいといった形状や、積載・運搬に耐えられる強度を維持しながら、持ち手となる胴部の形状を平行四辺形にすることで、自然と斜めにつぶせるようになっている。

 このほか、ボトルの肩や底に星型のエンボスを入れ、縦に折り曲げる際の目安にできるようにしたり、ボトルの肩に山折り線を付け、たたんだ時にコンパクトにロックできるようにしたり、細かな改良も加えられている。

 新ボトルの登場にあわせ、正しいたたみ方についてもアピールしていく。手順としては、ボトルの胴部を右に斜めにずらしながらつぶし、星型の目印にあわせて2つ折りに。底部を押しつぶして平らにした後、首部分を手前に折り曲げて底部をロック。これにより、元のサイズの約1/6まで小さくでき、つぶし方にもよるが、従来の商品と比べても半分程度にコンパクトになるとのこと。

新しくなったボトルの特徴を紹介するブランド開発事業部 副事業部長の佐藤晃世氏
つぶす手順

 4月17日からは、こうした改良を伝えるテレビCMもオンエア。布袋寅泰が編曲し、芦田愛菜が歌うCMソング「できるかなテーマ」にのせ、2人とお笑いコンビのティモンディの高岸宏行と前田裕太が新ボトルの改良点をアピールしていく。

 5日に開催された発表会には、ペットボトルをイメージした衣装を身に着けた芦田愛菜が登場。「最初はちゃんとたためるのかと思ったが、印もついているので簡単にたためた。くせになる」などと語った上で、来場した記者に正しいたたみ方をレクチャーしていた。