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ファミマ「ごくうま!四福弁当」発売。節約と美味しさ重視で“500円台”から
ハンバーグ/チキンステーキ/とんかつなど
2024年1月23日 13:25
- 2024年1月16日から順次発売
ファミリーマートはプライベートブランド「ファミマルKITCHEN」から「ごくうま!四福(しふく)弁当」を発売するのにあたり、発表会を開催した。
「ごくうま!四福弁当」は「至福な気分になれるおいしさと、満足できるボリューム感にこだわった」というチルド弁当。
既存の「特製とんかつ弁当」のパワーアップのほか、消費者の節約志向を考慮した500円台の「ビーフハンバーグ弁当」「ねぎ塩チキンステーキ弁当」「きくらげ玉子炒め弁当」など“至福クオリティ”にこだわった商品を展開。さらに発売に合わせて、吉田鋼太郎さんが出演する新テレビCM「四福神あらわる」篇の放映を開始している。
ファミマ「ごくうま!四福弁当」
[1月16日発売]
・「肉の旨味とやわらか食感!特製とんかつ弁当」(678円)
・「香味野菜とごま油の香り!ねぎ塩チキンステーキ弁当」(598円)
[1月23日発売]
・「とろっとチーズソースの鉄板焼ビーフハンバーグ弁当」(598円)
・「熟成オイスターソースが決め手のきくらげ玉子炒め弁当」(598円)
商品本部 デリカ食品部の栗原栄員氏は「ごくうま!四福弁当」の発売経緯について、「チルド弁当では2022年2月から、プライベートブランド『ファミマルKITCHEN』より、肉がメインの高価格帯の弁当シリーズ『肉弁当 四天王』と題したフェアを実施してきたなかで、消費者の動向が相次ぐ値上げで財布のひもが硬く節約傾向になる反面、プチ贅沢の機会が増加し、高価格帯と低価格帯双方が支持されている二極化傾向にある」と説明。
今回販売している「ごくうま!四福弁当」は、とんかつやハンバーグなど定番弁当をリニューアルして、500円台の商品も展開し、節約と美味しさ重視のニーズを重視して開発した。さらにシリーズ4品で選べる楽しさも提供する。
商品本部 デリカ食品部の藤田かほり氏は、各商品のこだわりや特徴を説明した。
「肉の旨味とやわらか食感!特製とんかつ弁当」は、専門店のようなとんかつを目指して、肉のやわらかさ、旨味、見た目にこだわった。価格は今までは698円だったが、リニューアルに合わせて678円に下げて販売している。
「とろっとチーズソースの鉄板焼ビーフハンバーグ弁当」は、つなぎの使用していない牛肉100%のハンバーグで、濃厚なデミグラスソース、モッツァレラチーズやゴーダチーズを使ったチーズソースがアクセントになっている。価格は今までは668円だったが、リニューアルに合わせて、598円で販売している。
「香味野菜とごま油の香り!ねぎ塩チキンステーキ弁当」は、鶏肉を二段階に分けて漬け込み、高温で焼き上げることでジューシーなチキンステーキに仕上げた。シャキシャキ食感の香味野菜と、ごま油が香るこだわりの塩だれがよく合う。価格は598円。
町中華の定番がチルド弁当になった「熟成オイスターソースが決め手のきくらげ玉子炒め弁当」は、コリコリ食感のきくらげや、たっぷりの油で短時間で素早く加熱し、ふっくら仕上げたふわふわの玉子を楽しめる。熟成オイスターソースでご飯に合うようにした。価格は598円。
値下げが実現した理由は主に、チルド弁当の容器の規格変更による軽量化だといい、これにより石油系のプラスチックを年間約418t削減。容器の色も白色へ変更することで石油系のインクの使用量も削減できるという。
チルド弁当のメリットは、定温弁当に比べて保存性が高く廃棄も少ない傾向があり、使用する添加物も抑えられるため、素材の美味しさを味わえることと栗原氏。ファミリーマートの弁当構成比率は、定温弁当が60%、チルド弁当が40%で、今回の「ごくうま!四福弁当」の販売をきっかけに、チルド弁当の比率を48%まで上げていきたいとしている。