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吉野家「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」2万人の頂点は浜松若林店の奥村氏。「高温調理による脂抜きと肉と玉ねぎのバランス」にこだわり

2025年3月10日 発表
吉野家「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」優勝者の奥村和也氏(静岡県・浜松若林店)

 吉野家は3月4日に開いた東日本店長集会で、「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」と「キッチンマスターチャンピオン大会」の優勝者を表彰し、賞金とトロフィーを進呈した。

右から「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」準グランドチャンピオンの新田肇氏、グランドチャンピオンの奥村和也氏、 「キッチンマスターチャンピオン大会」準優勝の釜山裕史氏、優勝の河田賢氏

 吉野家は全国どの店舗でもうまい牛丼を提供するため、1977年から「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」を開催しており、牛丼の「美味しい煮肉」「盛り付けのはやさや美しさ」「お客さまへの目配り気配り」など技術・運営に関する約70の審査項目において厳しく審査し、チャンピオンを決定している。

 1月22日に東京の有楽町店で開いた全国決戦では、静岡の浜松若林店に所属する奥村和也(おくむら かずや)氏が「2万人以上いる従業員の中で最もうまい牛丼を提供する」チャンピオンとなった。奥村氏は過去にも全国決戦へ進出した経験があり、2017年には準グランプリを受賞。4度目となる全国決戦で初の栄冠を手に入した。

奥村氏の牛丼へのこだわり

 また、調理・運営の効率的なオペレーション技術を競う「キッチンマスターチャンピオン大会 第3回」は福岡県の10号線片野店の河田賢(かわた さとる)氏が優勝者に選ばれた。

 これは店舗の状況や注文の内容を把握して、俯瞰的視点で効率的に調理・運営を組み立てるマスターポジションという従業員から、「調理技術」「作業割り当て」「お客さまへの目線」「店内の雰囲気づくり」といった項目を中心に審査するもので、河田氏は2014年にアルバイトとして入社して、今回アルバイトとして初の優勝者となった。

「キッチンマスターチャンピオン大会」優勝者の河田賢氏(福岡県・10号線片野店)