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マクドナルドの「月見バーガー」が8年ぶりにリニューアル、9月3日発売

2025年9月3日 発売

 日本マクドナルドは、月見バーガーシリーズを9月3日に発売する。

 1991年に登場した月見バーガーは、毎年秋の期間限定商品として販売されている。国産たまごとビーフパティ、スモークベーコン、トマトクリーミーソースを組み合わせた人気商品だが、今年はトマトクリーミーソースを8年ぶりにリニューアル。トマト感やマヨ感を強調するとともに、バターの風味を加えることで、よりクリーミーな味わいへと進化している。

 定番の「月見バーガー」が440円~で販売されるほか、「チーズ月見」(470円~)、「とろ旨すき焼き月見」(540円~)、「<夜マック>トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見」(780円~)、「<朝マック>月見マフィン」(400円~)、「あんバターとおもちの月見パイ」(190円~)、「月見マックシェイク 山梨県産 シャインマスカット味」(Sサイズ190円~、Mサイズ270円~)、「瀬戸内レモンペッパーソース」(40円~)といった商品が販売される。

月見バーガー
チーズ月見
とろ旨すき焼き月見
<夜マック>トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見
<朝マック>月見マフィン
あんバターとおもちの月見パイ
月見マックシェイク 山梨県産 シャインマスカット味
瀬戸内レモンペッパーソース

 同社では8月25日に発表会を開催し、マーケティング本部 ナショナルマーケティング部 上席部長の西田瑛太郎氏とマーケティング本部 メニューマネジメント部 統括マネージャーの上田寛子氏が今年の月見バーガーの特徴などを説明した。

マーケティング本部 ナショナルマーケティング部 上席部長の西田瑛太郎氏

 西田氏は冒頭で月見バーガーの歴史について振り返り、「当初、秋の代名詞となる商品を開発するということではなく、バーガーに入っていると嬉しい食材ランキングで上位のたまごを使ったメニューを、1年のなかでも比較的安定して仕入れることができる秋に販売しようと開発をスタートしたことが月見バーガーの始まり」だと明かす。

 当初、開発メンバーは「ベーコンエッグバーガー」という名称で社内の提案を進めていたが、最終的には日本ならではの季節感を採り入れ、「月見バーガー」と命名されたという。

 今年は、「月見バーガー」やチェダーチーズをあわせた「チーズ月見」といった定番商品や、朝マック時間帯の「月見マフィン」に加え、「とろ旨すき焼き月見」が新登場。さらに、サイドメニューも月見をテーマにした商品を取り揃え、朝から夜まで1日中、月見を楽しめるようにしている。

月見バーガーの歴史
今年のラインアップ

 上田氏によれば、今年のポイントは、トマトクリーミーソースのリニューアル。同氏は「クリーミーさとトマトのコクを生かしつつ、新たにバターの味わいを加えることで、よりまろやかで奥深い味わいに仕上げている。歴代ソースを何度も食べ比べながら、理想のバランスを追求してきた。できあがった今回の3代目トマトクリーミーソースは、まろやかさとトマトのうまみが調和した、こだわりの詰まった味わいになっている」とその特徴を説明する。

マーケティング本部 メニューマネジメント部 統括マネージャーの上田寛子氏

 新登場の「とろ旨すき焼き月見」については、2022年に発売した「こく旨 すき焼き月見」を進化させたものとなる。上田氏は「こだわりのポイントは、なんと言っても“とろ旨すき焼きフィリング”。すき焼きの醍醐味である、溶き卵にくぐらせたようなまろやかな味わいを体験したいと考え、3年間密かに研究を重ねてきた。牛肉や野菜の旨み、すき焼きならではのコクを生かしながら、溶き卵にくぐらせたようなまろやかなたまご感をかんじられる一品」とアピールする。

 同商品については、定番の月見バーガーとは異なるバンズも用意。スチームしたバター風味のふわもちバンズが用いられている。

 また、今年で7年目を迎える「月見パイ」については、つぶ感のあるあんこと、やわらか食感の餅という定番の組み合わせを引き立てるため、ほんのりと塩味を効かせたバターフィリングをあわせることで、ご褒美感を演出している。

 発表会の後半には、テレビCMに出演する宮崎あおいと、宮崎が「今一番会いたい」とリクエストしたという芸人のジョイマンの2人が登場。新商品を試食し、「おいしーキョンシー」を連発していた。