ニュース

モスシェイク50周年、「まぜるシェイクさつまいも」発売

2025年9月10日 発売
50周年を迎えた「モスシェイク」

 モスバーガー(モスフードサービス)は、さつまいもソースを使用した「まぜるシェイクさつまいも」を9月10日に期間限定で発売する。価格はSサイズ350円、Mサイズ430円。

 ベースとなるのは「モスシェイク バニラ」で、ソースは北海道産紅はるかを使用。若干のパタゴニアソルトを加えることで、甘さとキレを両立させた。

まぜるシェイクさつまいも

“ハンバーガーに合う甘さ”を意識して開発された「モスシェイク」は、今年で50周年を迎えた。「バニラ」と「コーヒー」の2種類でスタートした1975年4月の発売以来、累計約8億杯が販売されたという。

モスシェイク コーヒー

 1990年に発売された「玄米フレークシェイク」を機に「飲む」から「食べる」に変化。その後も地域食材を取り入れた「青森りんごシェイク」(2006年)、食感を工夫した「モスの氷シェイク」(2009年)と進化し続けてきた。2019年にさらなる挑戦として「まぜるシェイク」が登場した。10月1日には千葉県・茨城県限定で「まぜるシェイク 醤油キャラメル風〜テリヤキ〜」を発売する。

これまで話題となったモスシェイク

 モスシェイク50周年記念施策として「3時の吸憩(きゅーけい)にモスシェイク」をテーマにしたキャンペーンを発表。午後3時のリフレッシュタイムにシェイクを楽しむ習慣を提案する取り組みで、映画『鬼滅の刃』の猗窩座(あかざ)役としても知られる声優の石田彰氏を起用した動画コンテンツ4本を制作した。

「3時の吸憩(きゅーけい)にモスシェイク」

 動画では、石田氏がモスシェイクの声を演じ、「3時になりました、モスシェイクです」など、休憩時間に寄り添うメッセージを届ける。声優の名前を伏せた公式Xでの事前告知は120万インプレッションを超える反響があったという。

 モスフードサービス マーケティング本部 マーケティング部 デジタルマーケ&CRMグループの小野沢権悟氏は、「色々なバリエーションの石田さんの声が聞けるので、ぜひイヤホンをして聞いていただきたい」とコメントした。

モスフードサービス マーケティング本部 マーケティング部 デジタルマーケ&CRMグループの小野沢権悟氏

 今後は公式サイトやX、Instagram、TikTokで動画を展開するほか、9月10日~10月10日(予定)全国約700店舗で石田氏の音声メッセージを店内放送で流す。さらに、ユーザーの声を反映した大型広告を東京メトロ新宿駅付近で掲出し、幅広い層への認知拡大を図る。

大型広告のイメージ

 発表会では、時間栄養学の専門家・古谷彰子氏の見解も紹介された。午後3時は昼食後の眠気が出やすい一方で、脂肪をため込みにくい時間帯とされており、甘いものを摂取するのに適しているという。

「昔から“3時のおやつ”と言われてきましたが、科学的にも理にかなっている」と小野沢氏は説明。モスではこの知見をもとに「3時の吸憩にモスシェイク」という新しい利用シーンを広めたい考えだ。食事時に一緒に注文されるケースが多いシェイクを、ティータイム利用に拡大する狙いで、20〜30代の女性を含むオフィスワーカー、ドライブ中や在宅勤務中のリフレッシュ需要を見込んでいる。