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フレッシュネスバーガー、ドリップコーヒーをリニューアル

アルコール1杯+フード1品を650円~で楽しめる「フレバル」もスタート

2025年10月8日 発売
10月8日からドリップコーヒーをリニューアル

 フレッシュネスバーガーは、10月8日からドリップコーヒーをリニューアルするとともに、3種のスコーンサンドを発売する。

 新たなドリップコーヒーでは、コクのあるマイルドさを特徴とするブラジル産、豊かな甘味が特徴のグァテマラ産、爽やかな酸味が特徴のホンジュラス産の豆をブレンド。

 マーケティング本部商品部 商品開発部長の逆井里奈氏によれば、従来のコーヒーは、エチオピア産の豆を含むモカブレンドとなっていたが、現在のトレンドにあわせつつ、ほどよいビター感とともにハンバーガーやスイーツにあうように軽やかな後味やスッキリとした味わいを追求したという。

 価格は、Sサイズが290円、Tサイズが360円、Gサイズが430円。ホットコーヒーだけでなく、アイスコーヒーやカフェラテなどについても今回のブレンドが適用される。

 あわせて発売となる「作りたてスコーンサンド」は、注文を受けてからスコーンをリベイクし、北海道産のクリームチーズとフルーツジャムをサンドした商品。マーマレード&クリームチーズ、ブラックチェリー&クリームチーズ、アップルシナモン&クリームチーズの3種が各390円で提供される。

作りたてスコーンサンド

 逆井氏は、スコーンに着目した理由について、「物販で売っている店はあるが、作りたてを提供するお店は少ない。ホテルのアフタヌーンティーも5000~6000円はする」と説明。「挟むのは得意なので、いろんなものを挟んでスイーツとして育てていきたい」と語っていた。

 同社では、コーヒーのリニューアルにあわせ、8日~30日にかけてサイズアップキャンペーンを展開。期間中はTサイズが無料でGサイズに変更できる。

 また、16時以降、アルコールメニューとおつまみのセットを650円~で楽しめる「フレバル」もスタートする。

アルコールメニューとおつまみのセットを650円~で楽しめる「フレバル」

 代表取締役社長の齋藤健太郎氏は、他のハンバーガーチェーンとは一線を画し、アルコールメニューを販売していることを自社の強みの一つだと語る。一方で、ランチの時間帯以外でいかに客席を埋めるかが課題になっており、モーニング、カフェ、ディナーの各時間帯で利用者のペルソナを設定し、“1日を通じて立ち寄れるサードプレイス”をコンセプトに、時間帯にあわせた商品設計を強化してきたとする。

 コロナ禍を経て大人数での飲み会が少なくなり、少人数や1人だけで自分のペースでお酒を飲む時代になってきたこともあり、その受け皿としてフレバルを立ち上げる。

代表取締役社長の齋藤健太郎氏

 ドリンクは、ビール、ハイボール、コークハイボール、メロンハイボール、フレッシュネスレモンサワー、レモン&クランベリーサワー、ライムサワーといったメニューを用意。単品では各290円で提供されるが、フレバルセットでは1ドリンク+1フードを650円(390 FOOD)または750円(490 FOOD)で提供する。

 フードメニューは、ガーリックポテト、オニオンフライ、カリーブルスト、トマトサラダ、レバーペーストが390 FOOD、ガーリックシュリンプ&ポテト、スモークチーズフライ、フィッシュ&ポテト、アボカドサルサ、グリルチキンが490 FOODに設定されており、それぞれ単品でも390円、490円で提供される。

オニオンフライ
グリルチキン
アボカドサルサ

 齋藤氏は、フレッシュネスバーガーのポジショニングについて、「不思議な存在に持っていきたい。ハンバーガーをさっと食べて帰るお店だったが、以前と比べると空間やメニューが変わってきており、カフェの市場も狙えるようになってきた。ハンバーガー店とカフェの中間をしっかり狙っていく」としつつ、ディナー時間帯ではアルコールメニューの周辺に伸びしろがあるとして、居酒屋とカフェの中間も意識したとする。

 逆井氏によると、フレバルのターゲットは、週に1~2回お酒を飲む女性。家に帰る前にちょっとだけパソコンを開いて作業したい、スマートフォンでSNSをチェックしたい、動画を見たいという瞬間をイメージして2023年から「ヨルカフェ」を導入していたが、今回はこの取り組みを強化し、ドリンクメニューを2種類から7種類に増やし、フードメニューも10種類に増やしたという。

マーケティング本部商品部 商品開発部長の逆井里奈氏

 いずれのメニューもひと手間かけておいしくするというフレッシュネスのポリシーを貫いているとのこと。なお、オニオンフライについては、春先の新玉ねぎでは水分が多く、同じように作れないため、秋冬限定での販売となる。