インタビュー

【今年の月見はどれにする?】モスバーガー「月見フォカッチャ」「メンチカツフォカッチャ」のこだわり聞いてきました

2024年9月11日 発売

株式会社モスフードサービス 商品開発G 掘谷直人氏(右)、同堤由貴氏(左)

 ファストフード各社から「月見バーガー」のニュースが届くようになり、今年も秋の風物詩「月見」の季節がやってきました。今回、編集部では定番の「月見フォカッチャ」に加え新しく「メンチカツフォカッチャ」を発売するモスバーガーに商品のこだわりを聞きました。

モスバーガー 秋季限定メニュー

・「月見フォカッチャ」(580円)
・「メンチカツフォカッチャ」(460円)
・「バーベキューフォカッチャ」(510円)
・「熱々(あつあつ) おさつボール」(3個 260円/5個 430円)
・「まぜるシェイク さつまいも ~鹿児島県産 紅はるか・マロンゴールド~」(Sサイズ 340円/Mサイズ 420円)

「月見フォカッチャ」「メンチカツフォカッチャ」「バーベキューフォカッチャ」
「熱々 おさつボール」「まぜるシェイク さつまいも ~鹿児島県産 紅はるか・マロンゴールド~」

――「月見」商品の開発経緯と背景を教えてください。

モスフードサービス堀谷氏:2022年に発売した「月見フォカッチャ」は大変好評で、今年も発売することになりました。さらに今年は“裏月見”と称してたまごなしの月見メニュー「メンチカツフォカッチャ」も発売します。メンチカツと合わせる場合、たまごが入るとまろやかになり過ぎるという側面があります。また、若年層に手に取ってもらうため少しでも安くしたいという意図もあり、たまごなしで企画しました。

月見フォカッチャ(580円)
メンチカツフォカッチャ(460円)

――月見商品の特徴・開発担当者のイチ押しポイントは?

モスフードサービス堀谷氏:メンチカツフォカッチャのメンチカツは、フォカッチャに挟むことを前提として企画していて香りがよく肉汁感のあるメンチカツに仕上がってます。メンチカツを単体で食べるときは肉汁を重視すると思うんですが、ファストフードなので火傷しないように肉汁は中に閉じ込めるようにして、1口目を食べたときに香りがぐっと上がってくるようなフォカッチャ向けの味付けや肉の比率を探って作りました。社内ではメンチカツの肉に何を使うか、比率はどうするかというさまざまな意見が出ましたが、最終的に牛8対豚2の合い挽き肉に落ち着きました。

モスフードサービス堤氏:スイーツは「熱々 おさつボール」「まぜるシェイク さつまいも ~鹿児島県産 紅はるか・マロンゴールド~」と、2品さつまいもで出しているのですが、おさつボールでは昔ながらのホクホク食感の徳島県産のなると金時を、まぜるシェイクには近年人気のねっとり系である紅はるかとちょっと希少性の高いマロンゴールドを掛け合わせて使っています。同じさつまいもでも味も食感も違うスイーツをモスで楽しめるというのをポイントに開発しました。元々さつまいもスイーツは女性人気が高くて今回も女性ターゲットで開発していたんですが、社内で試食を実施すると男性からの評価も高かったメニューです。

「熱々 おさつボール」(3個 260円/5個 430円)
「まぜるシェイク さつまいも ~鹿児島県産 紅はるか・マロンゴールド~」(Sサイズ 340円/Mサイズ 420円)

――今年の月見企画のテーマ、去年と異なる点はありますか。

モスフードサービス堀谷氏:やはり今年は“裏月見”というたまごを使わない「メンチカツフォカッチャ」の発売というところが大きかったです。フォカッチャ商品の幅を広げたいという意味でもぜひ味わっていただきたいメニューです。

――どんな人にどんなふうに食べてもらいたいですか。

モスフードサービス堀谷氏:価格安めでボリューム感のある「メンチカツフォカッチャ」のターゲット層がまさにそうなのですが、あんまりモスに来ない若年層、若年男子に食べてもらいたいですね。おさつボールも若い子に受けそうなスイーツなのでこちらもぜひ食べていただきたいです。

――ありがとうございました。