おいしさの秘密と私のこだわり

メニューの全面リニューアルで新しい上方鮨に挑戦する京樽

京樽 営業企画室の丸山翔氏

 京樽は、10月19日にメニューを全面リニューアルした。同社 営業企画室の丸山翔氏にリニューアルの背景やこだわりのポイントを伺った。

――従来のメニューと比べ、どんなところに力を入れているのでしょうか。

丸山氏:来年創業90年を迎える京樽の新たなチャレンジとして、今まで考えられていた上方鮨の常識を打ち破り、新しい上方鮨への挑戦を行ないたいと思っていました。

 その中で新たに販売する「鯛茶きん鮨」や「胡麻香る 鯛ちらし」は、100年を超える歴史をもち、多くの文化人に愛される老舗料理旅館 野草一味庵「美山荘」四代目ご主人 中東(久人)氏に監修いただいたことで、京樽の次の90年、100年の伝統に続く商品が完成したと思います。

 また、手土産にもおすすめの「KYOTO style.」をはじめ、食べやすさにこだわった「押すし」などもご用意いたしました。

鯛茶きん鮨

――こだわりのポイントは?

丸山氏:「美山荘」中東氏に監修いただいた「鯛茶きん鮨」は、鯛の出汁でふっくら炊き上げ、鯛の身や牛蒡、山椒を利かせた混ぜしゃりに、なめらかさにこだわったうす焼きたまごで包み、発売からおよそ70年が経つ「茶きん鮨」に、新たなエッセンスが加わった新商品が登場いたしました。

 「KYOTO style.雛菊」は、上方鮨はかわいい、という従業員の一声に驚かされ、改めて商品と向き合い登場した商品です。しゃりはネタの旨みを引き立たせるようにまろやかで優しくなるよう酢の配合を行ない、色鮮やかでかわいい新しいスタイルの上方鮨です。ひと箱に詰めているので贈答用やお手土産としてもおすすめです。

――どんな人に食べてもらいたいですか?

丸山氏:さまざまな食べ物が簡単に手に入る世の中のなかで、自分の大切な人に食べてもらいたいと思える商品にしていきたいと思っています。今まで京樽の商品を召し上がったことのないお客さまにも、新しく生まれた商品を食べていただけると嬉しいです。

KYOTO style.雛菊

※一部取り扱いのない店舗もあります。