おいしさの秘密と私のこだわり

飲みごたえと飲みやすさに磨きをかけた「サントリー生ビール」

サントリー ビール本部 プレミアム戦略部の織茂敦氏

 サントリーは、「サントリー生ビール」を2月製造分からリニューアルし、3月5日には瓶や樽の販売もスタートした。今回はビール本部 プレミアム戦略部の織茂敦氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

織茂氏:「サントリー生ビール」は、これからの時代のビールを目指し、“グッとくる飲みごたえと飲みやすさ”を両立した商品です。お客さまからは「のどごしはしっかりあるが、飲みやすくて良い」「頑張った1日の締めくくりにぴったり」といったお声をいただき、2023年の販売数量は当初計画の約1.3倍にあたる399万ケース(633ml×20本換算)となりました。

 今回、「サントリー生ビール」の魅力をさらに向上させるべく、中味・パッケージを刷新しました。また、飲食店でも“グッとくる飲みごたえと飲みやすさ”を楽しんでいただきたいとの思いから、新たに瓶と樽を3月5日から新発売しました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

織茂氏:中味は、仕込工程から醗酵工程にわたり醸造条件を見直し、飲んだ瞬間の刺激感を強化するとともに、全体のバランスを調整することで、“グッとくる飲みごたえと飲みやすさ”にさらに磨きをかけました。

 パッケージは、お客さまからご好評いただいている「生」の訴求を強め、色調を明るく調整することで、より爽快な印象を強化しました。

サントリー生ビール

――こだわりのポイントは?

織茂氏:瓶、樽発売にあたり、飲食店で美味しく飲用いただけるよう、こだわりが詰まった「マグジョッキ」、「ストレートジョッキ」、「ストレートタンブラー」の3種のグラスを用意しました。

「マグジョッキ」は、ブランドの世界観を体現した当社初のスタイルで、当社の醸造家が監修した「サントリー生ビール」の味わい特長を引き出す仕様になっています。具体的には、飲み口が広く流量を最大化することで“一口目の美味しさ”、「サントリー生ビール」の“爽快な飲みやすさ”をより体感いただけます。また、缶のパッケージデザインと同様に樽生をモチーフにすることで、生ビールらしさを表現しています。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

織茂氏:今回、より多くの皆さまにとって「1日の終わりにそっと寄り添い、明日へと進む力をくれるようなビール」になれることを目指し、商品価値に磨きをかけました。飲食店やご家庭で、幅広いお客さまに楽しんでいただきたいです。

――ありがとうございました。