おいしさの秘密と私のこだわり

発売120周年の「ウィルキンソン タンサン」、シトラスビターで食事との相性を追求

アサヒ飲料 マーケティング一部 無糖炭酸・果汁グループの新哲平氏

 アサヒ飲料は、強炭酸水の「ウィルキンソン タンサン」の発売120周年を記念し、7月15日を「ウィルキンソンの日」と定め、「ウィルキンソン タンサン シトラスビター」を発売するなどしている。今回はマーケティング一部 無糖炭酸・果汁グループの新哲平氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――7月15日が「ウィルキンソンの日」になったそうですね。

新氏:1889年に英国人のジョン・クリフォード・ウィルキンソンが兵庫県宝塚市の山中で炭酸鉱泉を発見しました。これが世界的にみても食卓用として優良な鉱泉であることが分かり、瓶詰めを企画したのが始まりです。そして1904年に「ウヰルキンソン タンサン」が誕生しました。今年で発売120周年なのですが、これを記念し、ウィルキンソン氏の誕生日である7月15日を「ウィルキンソンの日」に制定しました。

――どんな特徴があるのでしょうか?

新氏:刺激の強い「強炭酸」が最大の特徴です。昔はお酒の割材というイメージが強かったのですが、2011年にペットボトルで販売を開始したところ、「炭酸水を直接飲む」という新しいスタイルが日本で広まりました。“健康のために飲み物のカロリーは抑えたいが、普通のミネラルウォーターでは物足りない。もっと刺激がほしい!”という方にも支持され、炭酸水が生活の中に定着してきていきました。

ウィルキンソン タンサン
ウィルキンソン タンサン シトラスビター

――こだわりのポイントは?

新氏:今は“With Food”をキーワードに提案をしています。「ウィルキンソン タンサン」は喉の渇きを潤すだけでなく食事にも合う商品です。炭酸の刺激で口の中がさっぱりするので、お肉料理との相性もぴったりなのです。食事に合う炭酸水として、7月9日に「ウィルキンソン タンサン シトラスビター」も発売しました。爽やかな柑橘の酸味と後味にほのかな苦味を感じる無糖炭酸水です。食事に合わせれば料理が引き立ち、ひと口飲めばトニックのほのかな苦みが癖になる“大人向け炭酸水”に仕上げています。

――どんなときに飲んでもらいたいですか?

新氏:食事のとき、リフレッシュしたいときはもちろん、さまざまなシーンで飲んでいただき、炭酸水をより身近な飲み物として感じてもらいたいです。暑い日はお風呂上りにキンキンに冷えた「ウィルキンソン」もおすすめです。

――ありがとうございました。