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カルビー「フルグラ」中期戦略、時代にあった朝食・どこでも楽しめる間食を提案

3月29日から福原遥の新テレビCM

2021年3月24日 発表

ブランドイメージキャラクターの福原遥

 カルビーは3月24日、シリアルブランド「フルグラ」30周年中期戦略発表会を開催した。

 同ブランドが30周年を迎えることについて、代表取締役社長 兼 CEOの伊藤秀二氏は、「日本市場ではオーツ麦という原料はあまり使われてこなかった。参入にあたり、カルビーでは栄養価に優れたオーツ麦を使って、おいしく、食べやすく加工してグラノーラを改良・開発してきた。そしてビッグヒットになった一つがフルグラということになる」と振り返る。

 同氏は、今後の中期戦略として、世代を広げ、健康課題別の商品を拡大することでグラノーラ食用人口の拡大を図ること、いつでもどこでも食べられるようにモバイル化していくこと、朝食にとどまらず、いろんなライフサポートをできるような商品に変えていくことの3つを掲げる。

カルビー 代表取締役社長 兼 CEOの伊藤秀二氏
マーケティング本部 商品3部 部長の網干弓子氏

 続いて登壇したマーケティング本部 商品3部 部長の網干弓子氏は、コロナ禍で生活が大きく変化するなか、ウチナカ食の増加や健康性の追求により、国内の売上は2020年度第3四半期までの累計で前期比16.1%増になったことを報告。

 直近のマーケティング戦略としては、30周年を迎えるにあたり、2021年度は時代にあった朝食提案でフルグラの楽しさを伝えていくとともに、いつでもどこでも楽しめる間食提案をしていく。

 具体的には、朝食提案として、4月にチョコクランチ&バナナをリニューアルするほか、上期には記念商品を発売、下期にはSNSで味の募集をしている「みんなでつくるフルグラ」を発売する。

 また、間食提案では、3月にフルグラを丸めた「フルグラビッツ」を発売。今年で東日本大震災から10年ということで、長期保存用にフルグラビッツのローリングストックBOXをテスト販売している。

 発表会には3月29日から放送されるフルグラのテレビCMに出演するタレントの福原遥も登場。小さい頃からフルグラが好きで、地方ロケに出かける際にもキャリーバッグにフルグラと容器を詰めて行くという。

 アサイーのアイスを一緒に入れて、はちみつをかけて、フルーツをたくさん入れて食べるのがオススメという福原。その場で“福原遥のお花のモーニングフルグラ”を作って披露したほか、フルグラ30周年のプレゼントとしてフルグラ型のケーキを網干氏にプレゼントした。

“お花のモーニングフルグラ”を作る福原遥

 最後にギネスワールドレコーズ公式認定員のマクミラン舞氏が登壇し、「最大のミューズリー・グラノーラブランド」(最新年間売上)としてギネス世界記録に認定されたことを報告し、伊藤氏に認定証を手渡した。

“お花のモーニングフルグラ”(手前)とフルグラシリーズ
福原遥からプレゼントされたフルグラ型のケーキ
「最大のミューズリー・グラノーラブランド」(最新年間売上)としてギネス認定