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くら寿司、一部の都心型店舗で刺身の提供を開始

2021年4月21日 発表

お刺身 七種盛り(まぐろ2枚、真いか2枚、はまち1枚、大葉2枚、サーモン2枚、たこ2枚、甘えび4尾、中とろ1枚)

 くら寿司は、一部の都心型店舗において、4月23日から刺身の提供を開始することを明らかにした。

 同社が4月21日に開催した「くら寿司 道頓堀店」の発表会では、取締役副社長の田中信氏がコロナ禍における回転寿司店の状況を説明。外食産業全体が疲弊する中において、持ち帰り需要への対応のほか、すしカバーの「鮮度くん」や非対面での接客を可能にした「スマートくら寿司」などの導入を進めたことで、利用者の安心感につながり、同社への影響は比較的軽微にとどまったとしている。

 米国においても、感染症対策として「鮮度くん」の効果が認められ、カリフォルニア州で営業をいち早く再開できたことを紹介。これまで米国に31店舗、台湾に34店舗を構える同社だが、さらに海外出店を加速していく計画を示した。

 また、国内においては、これまでは主に郊外のロードサイドでファミリー層をターゲットとしてきたが、都心の駅前の一等地への出店を強化。すでにオープンしている渋谷駅前店では、若者の利用が中心で、クルマでの来店がほとんどなく、アルコール類の売上が好調だという。

 こうした新たな客層からの要望もあり、同社では初めてシャリ抜きの刺身を提供することにした。メニューとして用意されるのは、「お刺身 七種盛り」(748円)と「お刺身 五種盛り」(528円)の2種類で、販売店舗は渋谷駅前店、西新宿店、甲子園店のみとなる。

お刺身 五種盛り(まぐろ2枚、はまち1枚、大葉1枚、サーモン2枚、たこ2枚、甘えび4尾)