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モスバーガー、スパイスを軸に新しい辛さを表現した3商品を7月15日発売

2021年7月15日 発売

新商品となる「クール スパイストマト」「クラフトコーラ」「ホット スパイスモスチキン」

 モスバーガー(モスフードサービス)は、“モスのスパイスサマー”と題し、7月15日~9月下旬にかけて「クール スパイストマト」「クラフトコーラ」「ホット スパイスモスチキン」の3商品を期間限定で販売する。

「クール スパイストマト」は、新しい辛さの表現として、スパイスが効いた冷製のトマトソースを使用し、爽やかでキレのあるクールな辛さが楽しめるハンバーガー。価格は420円で、パティを2枚にした「クール ダブル スパイストマト」も550円で販売される。

 冷製ソースは、焙煎唐辛子や青唐辛子に、桃の果汁やマンゴーのピューレで甘みを加え、オレガノ、カルダモン、バジル、青じそなど、10種類のハーブやスパイスを組み合わせ、さらに、隠し味として昆布エキスや濃口醤油、形状の異なるガーリック(フライ、パウダー、すりおろしなど)を入れてコクや風味を出している。

 通常のハンバーガーは手に取った時に温かさを感じるが、同商品は冷製ソースを使用していることもあり、ひんやりした不思議な感覚も楽しめる。

クール スパイストマト

「クラフトコーラ」は、コリアンダー、シナモン、カルダモン、黒コショウ、ナツメグ、クローブに加え、コーラの原点とされる希少なコーラナッツの合計7種類のスパイスをブレンドして作られたクラフトコーラ。オレンジ果汁や生姜汁、レモン果皮ペーストを使ったシロップによる果汁感とともに、独特のスパイシーさを楽しめる。

 価格は、Sサイズが230円、Mサイズが290円、Lサイズが360円で、くし切りの生レモンをまるごと1個使用した「まるごと!レモンのクラフトコーラ」(Lサイズのみ)も510円で提供される。

クラフトコーラ

「ホット スパイスモスチキン」は、人気のモスチキンにスモークパプリカ、チポトレ、花椒、コリアンダー、ガーリック、ジンジャーといったスパイスを組み合わせた刺激的な辛さが特徴。オイル状のスパイスを用いることで、テイクアウトした際にもサクサク感が失われないように工夫されている。価格は、単品で300円、5本入りのパックが1500円。

 このほか、「ホット スパイスモスチキン・ドリンクセット」が520円で販売される。

ホット スパイスモスチキン

 同社では、発売に先立ち、7月7日に新商品の説明会を開催。マーケティング本部 商品開発部長の濱崎真一郎氏が各商品の特徴を解説したほか、上席執行役員 マーケティング本部長の安藤芳徳氏が夏以降のマーケティング戦略を説明した。

上席執行役員 マーケティング本部長の安藤芳徳氏
マーケティング本部 商品開発部長の濱崎真一郎氏

 安藤氏によれば、今夏のキャンペーンでは、「Pioneer」をキーワードに、誰もやったことがないことへの挑戦を目指した。数値で辛さを追求するのではなく、スパイスを用いることで、いろんなタイプの辛さがあるということを伝えたかったという。

 販売目標としては、ハンバーガー(クール スパイストマト、クール ダブル スパイストマト)で300万食、ホット スパイスモスチキンで200万食、クラフトコーラで150万食を掲げており、同氏は「これまで300という数字は一度も言ったことがない。今までのキャンペーンの中でも目標を高く設定している」と自信を見せる。

 また、これまでの1年はWithコロナがテーマとなり、同社としてテイクアウトやデリバリー、ドライブスルーといった販売形態に注力してきた。同氏は「コロナ禍において、比較的順調に数字が伸ばせたが、Afterコロナでは、そのしっぺ返し(反動)が来るかもしれない」とした上で、「8割方(元に)戻ると想定して準備を進めている」と語る。

 具体的には、“モスバーガー&カフェ”の業態の展開を強化していく方針で、7月8日からは9店舗で夜のライスバーガー専用メニューのテスト販売も実施するという。あわせて、デジタル(IT技術)の活用により、利便性を高め、環境に優しく、さり気なく免疫力アップやストレス解消に繋がるような商品を、他社には無い独自性をもって提供していくとしている。