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くら寿司、7月16日~25日に「琉球スギ」のにぎりを提供

2021年7月16日~25日 提供

「琉球スギ」のにぎり

 回転寿司チェーン「くら寿司」は、沖縄県産の「琉球スギ」のにぎりの提供を7月16日に開始した。25日までの期間限定での提供となる。価格は2貫で220円。

 スギは、スズキの仲間で、世界の暖かい海域を中心に生息している魚。体長1.5mほどの大型の魚で、日本では定置網にかかることがあるものの、群れを作らないため、流通量が少ない。

 一方、育つまでに必要な餌の量が少なく、1kg成育させるための餌の量は、マグロが10kg以上なのに対し、スギは1.3~1.9kgと少なく、生産効率が高い(サーモンは1.2~1.5kg)。このため、沖縄県を中心に養殖事業とブランド化が進められている。

 同社によれば、古宇利島周辺で稚魚から成魚まで一貫養殖された琉球スギは、ブリやカンパチに似ており、上質な脂乗りとコリコリとした食感が楽しめる。

 近い将来、日本の食卓でおなじみの魚になる可能性もあるが、同社では、こうした低利用魚を積極的に取り扱い、商品開発することで、知名度が低い各地のおいしい魚を届けていくとしている。

琉球スギ
琉球スギの切り身

 なお、同社では、7月16日から北海道初出店となる「ラソラ札幌店」のオープンを記念した「超豪華北海道フェア」を展開しているほか、各店舗1日20食限定の期間限定(7月29日まで)スイーツ「メロンパフェ」(640円)、「柚子バタフライピーティー」(430円)を提供している。

超豪華北海道フェアで提供される6皿
「メロンパフェ」(左)と「柚子バタフライピーティー」(右)