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オリオンビール、「ちゅらWATTA ボタニカルライチ/ボタニカルマスカット」発売

2021年7月20日 発売

「ちゅらWATTA ボタニカルマスカット」(左)と「ちゅらWATTA ボタニカルライチ」(右)

 オリオンビールは7月20日、プレミアムチューハイ「ちゅらWATTA」から「ボタニカルライチ」「ボタニカルマスカット」の2商品を発売した。

 両商品は、20~45歳の女性をターゲットに、バーで飲むカクテルのご褒美感を目指して開発されたプレミアム缶チューハイ。沖縄県内のバーテンダーと共同開発した。

 ボタニカルライチでは、ライチの爽やかな甘さとハイビスカスのほどよい酸味を、ハイビスカスをイメージした赤い液色とともに楽しめる。沖縄県那覇市の老舗「Bar Radio」のオーナーバーテンダー、大城学氏との共同開発品となる。

 ボタニカルマスカットでは、爽やかなマスカットとエルダーフラワーの甘さと、パインやレモンのさっぱりした後味を、バタフライピーをイメージした紫色の液色とともに楽しめる。昨年のWATTAカクテルコンペで優勝した沖縄県那覇市の「琉球ミクソロジースタイル バー アルケミスト」のオーナーバーテンダー、中村智明氏との共同開発品となる。

 いずれもスリムな250ml缶で販売され、パッケージは沖縄県出身のイラストレーター、pokke104(池城由紀乃)氏がデザインしている。アルコール度数は5%。店頭価格は189円程度。

 同社では、新商品の発売にあわせて都内で発表会を開催し、マーケティング本部 ブランドマネージャーの福井マリア氏が今夏のラインアップを紹介した。

オリオンビール マーケティング本部 ブランドマネージャーの福井マリア氏

 2019年5月に誕生した同社初のチューハイブランドとなる「WATTA」だが、ネーミングは「ワッター(私たちの)」と「割った(割り物=チューハイ)」に由来する。沖縄県産の素材にこだわり、地元のためのチューハイとして開発されているが、県内外で人気となり、2020年(5月~2021年4月)には前年比168%の売上を記録したという。

 現在は、スタンダードの「WATTA」、ナチュラル訴求の「natura WATTA」、ご褒美感とボタニカルをテーマにした「ちゅらWATTA」の3つのラインで構成され、6月22日には「natura WATTA レモンサワー」も発売された。

natura WATTA レモンサワー
スタンダード「WATTA」の3商品。(左から)「雪塩シークヮーサー」「リラックスシークヮーサー」「パッションフルーツ」

 沖縄を拠点とする同社だけに、販売エリアの中心は沖縄県と奄美群島地区ということになるが、実は関東圏のスーパーマーケットやコンビニエンスストアでも購入できるようになってきている。関東圏以外でも、同社のECサイトから取り寄せられるようになっており、福井氏は「コロナ禍でなかなか沖縄に旅行できない状況が続いているが、WATTAを飲んで沖縄を身近に感じてもらいたい」と話している。