ニュース
ローソン、卵にこだわったカスタードを使った春の新作スイーツ「生カスタードシュークリーム」「埋もれるショートケーキプリン」
2022年3月9日 19:48
- 2022年3月9日 発表
- 2022年3月14日から順次発売
ローソンは3月14日より、全国のローソン店舗(ローソンストア100除く)で順次販売する新作スイーツを発表した。卵にこだわり、カスタードの美味しさを追求した2商品を発売する。
その1つが「生カスタードシュークリーム」(150円)で3月14日に発売。もう1つが「埋もれるショートケーキプリン」(350円)で、こちらは3月15日の発売となる。
ローソンが今回の春の新作スイーツでこだわったのは、スイーツの定番素材である美味しいカスタードのための卵。鶏のエサに魚粉を含ませることでカスタードにぴったりの卵のコクと甘みを引き出し、花のマリーゴールドを含むエサを使うことで、鮮やかな黄色い卵黄を実現した。
そんなこだわりの“プレミアムエッグ”を使った新商品「生カスタードシュークリーム」は、低温でじっくりと炊き上げることで、卵の味わいがしっかりと感じられるカスタードに、コクと乳味感のある北海道産の生クリーム、甘く豊かな香りのマダガスカル産のバニラビーンズを合わせた。シュー生地はあえて薄い仕立てにし、カスタードの味わいを堪能できるようにしている。
実際に「生カスタードシュークリーム」を試食したのだが、カスタードの味わいが実に濃厚。食べるとコクと旨みのあるしっかりとした味のカスタードが口いっぱいに広がった。シュー皮を切り分けた時にカスタードの中に見えるバニラビーンズのほのかな香りも含めて、高級なスイーツを味わった気分に。これが150円のコンビニスイーツとは正直、驚いた。
一方、「埋もれるショートケーキプリン」は、プレミアムエッグと北海道産の牛乳を合わせてていねいに焼き上げたカスタードプリンの上にショートケーキをのせ、1つのスイーツで2つの味わいが楽しめるところが魅力。ショートケーキはスポンジ生地に苺ソース、北海道産の生クリームや北海道産の牛乳を使用したホイップクリームを重ね、アクセントとしてほどよい酸味の苺を丸ごと1個トッピングした。
大ヒットのクリームに続いてカスタードを使ったスイーツにチャレンジ
ローソンはコンビニスイーツの先駆者として、これまでに数々のヒット商品を生み出してきた。その1つが2009年の発売から今なお人気商品として店頭に並ぶ「プレミアムロールケーキ」シリーズだ。この商品はシリーズ累計4億3000万個以上(2022年2月末時点)を誇る大ヒット商品。2019年にはチーズを使った新感覚スイーツ「バスチー -バスク風チーズケーキ-」、2021年には馴染みのチョコレートを手軽に食べられる「生ガトーショコラ」シリーズを発売した。
ローソンは牛乳屋が発祥ということもあり、「プレミアムロールケーキ」を始め、「もち食感ロール」「台湾カステラ」「マリトッツォ」など、クリームにこだわったスイーツを展開してきた。
今回の春の新作スイーツは、ここ1~2年で卵に特化した専門店が増えたことや、有名な洋菓子店でこだわりの卵を使ったスイーツが人気になっていることなど、市場のトレンドを採り入れ、カスタードにこだわったスイーツの開発にチャレンジ。春の新作スイーツの2商品は、カスタードを使用したメニューの中でも人気の高いシュークリームやプリンを第1弾として商品化した。
3月9日に行なわれたオンライン発表会では、ローソン 商品本部 ベーカリー・デザート部 シニアマーチャンダイザーの東條仁美氏が説明にあたり、「生カスタードシュークリーム」と「埋もれるショートケーキプリン」の商品概要や開発背景に加え、4月以降にもカスタードにこだわったスイーツを2商品ほど、発売を予定していることを語った。
コロナ禍、自宅で過ごす時間が増え、身近なコンビニのスイーツをおやつとして食べる機会が増加。馴染みのあるメニューや素材への人気が高まっている。ローソンはそんな定番回帰の傾向を受けて、次なる定番スイーツとしてカスタードに着目。「生カスタードシュークリーム」の販売目標として1000万個を掲げる。「生カスタードシュークリーム」は、第2の「プレミアムロールケーキ」になれるのか!? 発売以降の動向にも注目したい。