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ファミマ「極うま中華」発売。油淋鶏弁当、四川風麻婆豆腐など8商品

2022年4月12日~

「極(ごく)うま中華」シリーズ8商品

 ファミリーマートは4月12日、製法や素材にこだわった中華料理シリーズ「極(ごく)うま中華」8商品を全国約1万6600店舗で発売する。通常販売価格は150~598円。4月25日まではキャンペーン期間として最大30円引きのセールが実施される。

 販売開始に先立って開催された報道関係者向けの説明会では、ファミリーマートの麻生浩弥氏(マーケティング本部 メディア&プロモーション改革推進部 メディアグループ)から、商品開発の狙いなどが語られた。シリーズ立ち上げの直接のきっかけとなったのが、「町中華」などの言葉に代表される中華料理ブームだ。

「町中華はもちろん、本場仕込みの『ガチ中華』などが注目され、テレビや雑誌などでも盛んに取り上げられている。花椒(ホアジャオ)を効かせた『シビ辛』もブームになっており、中華料理カテゴリー全体が盛り上がってきている」(麻生氏)

 そこで、これまで販売されてきた定番の中華料理系弁当や惣菜のリニューアルを行ないつつ、新規開発商品も加えて、新たに「極うま中華」シリーズとして展開する。なお、今回発表した8商品は4月12日から全国のファミリーマートで販売されるが、25日のキャンペーン終了時に一部が終売する見込み。

 商品の内訳は、弁当1種類、チルド惣菜4種類、冷やし麺1種類、ホットスナック・惣菜1種類、おむすび1種類。ファミリマート店内においては商品陳列場所がそれぞれ別れているため、専用のロゴマークを表示し、キャンペーン中であることを分かりやすくアピールする。

8商品は店内での販売位置が惣菜コーナーやレジ横などに別れているため、統一のロゴマークを使って分かりやすくアピールする

香味野菜だれ香る! 油淋鶏&炒飯弁当

「香味野菜だれ香る! 油淋鶏&炒飯弁当」

 清酒・こうじ調味料につけ込んで仕上げた鶏唐揚げに、酸味のあるタレをかけた「油淋鶏(ユーリンチー)」をメインに、炒飯を添えた大ボリュームの弁当。価格は598円。キャンペーン期間中は30円お得な568円で販売される。

 同名商品が今年2月から「肉弁当 四天王」として販売され、人気も高かったが、さらなるリニューアルを実施。具体的には、別添えのたれが高知県産ショウガを使ったものに変更され、香りがより高まった。また、オイスターソース仕込みのニラ玉も新たに追加されている。

ボリューム満点。箸休め的にニラ玉も味わえる

ウーシャンフェン香る四川風麻婆豆腐

「ウーシャンフェン香る四川風麻婆豆腐」

「ウーシャンフェン香る四川風麻婆豆腐」は、しっかりとスパイスが効いていて辛め。単体で食べても美味しいが、個人の感想としては白ご飯が欲しくなった。

 麻婆豆腐はファミリーマートの惣菜ラインナップでも特に高い人気を誇っているが、これに改良を加えた。価格は368円で、キャンペーン中は30円引きの338円にて販売される。「シビ辛」の代名詞的存在である花椒を使いつつ、さらにウーシャンフェン(スターアニス・シナモン・花椒・クローブ・陳皮)を加えることで本格的な味わいを追求した。

「細かいところでは、パッケージも変更した。これまでの麻婆豆腐の容器は(強度や熱循環などの関係で)底面がデコボコしていて、残さずきれいに食べようとするとスプーンですくいずらかった。今回は容器の底面が比較的フラットになったので、スプーンでもすくいやすい」(麻生氏)

チャーシュー3枚! 大盛冷し醤油ラーメン

「チャーシュー3枚! 大盛冷し醤油ラーメン」

 こちらはリニューアルではなく、新規開発された商品。価格は550円で、キャンペーン期間中は30円引きの520円での販売となる。パッケージ構成は冷やし中華に近く、麺とスープを混ぜ合わせた後、別皿の具を乗せて食べる。レンジ加熱の必要はない。

 最大の特徴はスープ。とろみと甘みが特徴の中国醤油と、チキンから煮だしたエキスをベースに、隠し味としてブラックペッパーと山椒を利かせた。チャーシューは、真空調理による豚ロースのものが2枚、醤油で味付けしたバラが1枚。

スープの量は麺に対して少なめ(ぶっかけうどんのようなイメージ)で、具はチャーシューの他にもやしとわかめ等。一見して冷やし中華に似ているが、スープの味は明らかに違う。試食した中では一番の好みで、コンビニ冷やし麺の新しい定番になってほしいところ

7種野菜とつるもち餃子の春雨スープ

「7種野菜とつるもち餃子の春雨スープ」

 餃子入りの春雨スープは定番商品として高い人気を誇るが、季節に合わせてリニューアルを適宜行なっている。今回の商品では、餃子のモチモチ感を向上させるために皮の配合を見直した。価格は398円で、キャンペーン期間中は30円引きの368円で販売される。

 餃子の具にはクワイを用いた。またスープは鶏の旨み、ショウガの風味を追求しているという。

大阪王将監修 揚げ餃子(4個入り)

「大阪王将監修 揚げ餃子(4個入り)」

 レジ横のホットスナック・惣菜コーナーで販売する商品として、このほど新たに開発した。ファミリーマートでは2020年に揚げ餃子を販売した実績はあるが、一新されているという。価格は168円で、キャンペーン期間中は20円引きの148円で販売される。

 餃子で著名な有名中華料理店チェーン「大阪王将」が監修。具には国産豚肉と鶏肉、さらににんにくを使用。また、皮は揚げ餃子用に専用開発しており、噛んだときのサクサク感を向上させた。

レジ横販売との商品なので、ファミチキや焼き鳥と比べるのも楽しそう。おかずとしてはもちろんだが、お酒との相性も良いだろう

もちっと皮の焼き餃子

「もちっと皮の焼き餃子」

 チルド惣菜コーナーにてほぼ常時販売されている餃子を今回リニューアルした。価格は288円で、キャンペーン期間中は30円引きの258円で販売される。皮の配合を見直し、もちっとした食感を実現。また具ではニラの比率を上げてジューシー感を向上させた。ごま油も追加されている。

天津飯風おむすび

「天津飯風おむすび」

 新規開発の商品で、おむすびコーナーでの販売。価格は150円で、キャンペーン期間中は20円引きの130円となる。

 天津飯は町中華でも人気の料理だが、中国古来の料理ではなく、日本で独自に発展したという。そうした着想のもと、天津飯をおむすびにアレンジしたのが最大の特徴だ。一般的に、天津飯のあん(餡)は幾つか種類があるが、本商品は醤油味のあんとなっている。

「これからのお出かけシーズン、外出先でも気軽に中華料理を楽しめるようにと開発したメニュー。卵のフワフワ感、醤油あん、ご飯の組み合わせが絶妙なので、ぜひ味わってほしい」(麻生氏)

8商品の中でも、異色度という意味では圧倒的。レンジで温めてもらっても美味しいとのこと

ふんわりたまごの中華あんかけ

「ふんわりたまごの中華あんかけ」

 2021年夏季に販売した商品を、約1年ごしでリニューアル。中華あんがしっかりとかかった卵焼きで、中のフワフワ感が大きな特徴。気泡がつぶれにくいように、油を入れて仕上げてある。価格は380円で、キャンペーン期間中は350円での販売。

基本的には卵焼きだが、中にいろいろな食材が混ざっている。肉以外にもう1品食べたい時などに重宝しそうだ

 なお、「極うま中華」の販売開始に合わせて、Twitterのフォロー&リツイートキャンペーンを実施する。ファミリーマートの公式Twitterアカウント(@famima_now)をフォローし、対象の投稿をリツイートすると抽選で5名にQUOカード5000円分があたる。応募期間は4月12日昼12時から15日23時59分まで。