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SDGsを意識しながら心地よさを追求した「い・ろ・は・す 天然水」の新ボトル

日本コカ・コーラ マーケティング本部ウォーター事業部の小林麻美氏

 日本コカ・コーラは、「い・ろ・は・す 天然水」のボトルのデザインを13年ぶりにリニューアルし、6月20日から北海道地区で先行販売している。同社 マーケティング本部ウォーター事業部の小林麻美氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

小林氏:2009年のブランド誕生以来、容器のありかたを常に探求し続けていましたが、近年、自然環境問題やSDGsの認知が一般的となっている流れを受け、「おいしい」と「環境にいい」はそのままに、さらに先進的な要素を提案できる容器開発を目指しました。従来のブランド価値はそのままに、新たに「心地よさ」の要素を加えた、新しい「い・ろ・は・す」ボトルが今回完成しました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

小林氏:ボトル胴部から上部にかけて緩やかなら線を描くスパイラル構造を採用しました。容器のなだらかなショルダー(肩口)に沿って天然水がスムーズに流れ出るため、飲み心地がより快適になったほか、空のボトルを横方向からの圧力で簡単に平たくできます。また、あえてラベルをボトル下部に配置した“ラベルレスルック”で、天然水の清らかさや透明感を最大限強調したデザインとなっています。

「い・ろ・は・す 天然水」の新ボトルデザイン

――こだわりのポイントは?

小林氏:さまざまな販売チャネルでの販売適性を満たしつつ、水のおいしさや透明感などの価値を伝えるデザイン性の両立を目指しながら、徹底した製造・流通工程のテストを行なうなど、通常のボトル開発では例を見ない難しいプロジェクトでした。こうしたハードルをクリアした新ボトルは、飲み心地などの機能性や、デザイン性どちらも実現し、天然水のおいしさをより強く感じていただけるものとなりました。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

小林氏:若い方から年配の方まで、幅広い層に飲んでいただきたいです。外出中はもちろん、ご家庭内でも、コンパクトにたためる心地よさまで実感いただけると嬉しいです。

――ありがとうございました。