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「EGAN'S(イーガンズ)」20年熟成のシングルモルトウイスキー

170本を日本限定で12月12日発売、22万円

イーガンズ ジェネシス

 イントレピッド・スピリッツ・ジャパンは、アイリッシュウイスキー「EGAN'S(イーガンズ)」のブランド設立170周年を記念して用意した20年熟成のシングルモルトウイスキー「イーガンズ ジェネシス」170本を日本限定で12月12日に発売する。価格は22万円。

 同商品は、バーボン樽で18年、バニュルス樽(赤ワイン)で2年かけて熟成したシングルモルト。創業家となるイーガン家のコレクションの中から厳選したシングルカスク(特定の樽のウイスキー)を、創業年数にちなんで170本限定で日本市場で販売するものとなる。専用のボックスにはイーガン家の署名入り正規品証明書とブランドヒストリーが記載された冊子が付属する。

 今回の発表にあわせ、創業家の6代目となるジョナサン・イーガン氏とルパート・イーガン氏が来日し、アイリッシュウイスキーやイーガン家の歴史を紹介した。両氏によれば、イーガンズブランドは1968年に一旦終焉を迎えるが、2人が2013年に復活させ、昔ながらの製法やノウハウを受け継いで熟成させることで、近年高い評価を得ている。

ジョナサン・イーガン氏(左)とルパート・イーガン氏(右)

 ルパート・イーガン氏は、この特別なシングルモルトについて、「3回蒸留がゆえの繊細さがあり、繊細なボディをどういう樽で熟成させるとアイリッシュらしさを残しながらワインの香りをつけられるか。ワインが勝ってしまうとダメで、美しいバランスが大切」だと語る。

 同氏は、「まずチョコレートのような香りが感じられ、甘さを残したままフィニッシュする。単に香りを付けるためにバニュルスの樽を使ったわけではなく、2年にわたって熟成させることで、長く甘い余韻が楽しめる」と、その独特の味わいを説明する。

 ジョナサン・イーガン氏は、「来年、日本の方にとくに意味を持ったウイスキーを届けたいと考えている」と述べ、来年も日本向けに特別なアイリッシュウイスキーを送り出すことを約束した。