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ファミマのコーヒー「ブレンドS」にカップ/フタ一体型の「完全紙カップ」導入の実証実験、社員対象に開始

2023年2月7日 開始

カップ・フタ一体型の「完全紙カップ」導入の実証実験開始

 ファミリマートはFAMIMA CAFÉ「ブレンド S」(110円)のカップ・フタ一体型の「完全紙カップ」(the good cup)導入に向けた実証実験を、ファミリマート本社ビルの社員専用店舗で開始した。ファミリマート社員を対象に1か月間行なう。

 ファミリマート全店で「完全紙カップ」に変更した場合、プラスチック削減効果は年間約250トンを見込めるという(2021年度比)。

従来のブレンドSフタつきカップ
完全紙カップ
2030年および2050年に向けた中長期目標を定めた「ファミマeco ビジョン 2050」の一環として実施

 実証実験開始にあたり、SNS上で「完全紙カップ(the good cup)」紹介動画を公開し意見を募集した。実際に動画を視聴した人からは、「グッドカップを使ってみたい」「環境への配慮はありがたい」「分別が楽で使いやすそう」という賛同意見の一方で、「紙の味がコーヒーに影響が出ないか心配」「通常のカップも選択できるようにしてほしい」「フタがなくても飲めると嬉しい」などの声もあった。

粕谷哲氏コメント

 粕谷哲氏は「コーヒーは世界中で愛され多くの方が習慣的に飲まれているからこそ持続可能性を重視しなくてはならないと考えます。だからこそファミリーマートのような大量にコーヒーを販売するコンビニがSDGsに貢献する完全紙カップに取り組むことを嬉しく思います。また、通常のカップでも蓋無しで飲んでいただくことで、プラスチック削減だけでなく、挽き立て淹れ立てのコーヒーの『香』を楽しめ、より美味しさを感じていただくことができます」とコメントした。

粕谷哲氏

※「the good cup」は Choose Planet A Ltd.(香港)が特許出願中の製品