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カップ麺にMCTオイルなどの追加で容器破損、国民生活センターが注意呼びかけ

2023年4月26日 発表

お湯を注いで3分後にMCTオイルを加えた結果。左は大さじ1杯(15ml)、右は小さじ半分(2.5ml)を加えた場合

 国民生活センターは、カップ麺などで使用されている発泡ポリスチレン製の容器について、MCTオイル(中鎖脂肪酸油)やえごま油などの食用油を加えると、容器が破損し、やけどなどにつながる危険性があるとして注意を呼びかけている。

 発泡ポリスチレン製の容器を使用した商品には、添付以外の食用油などを加えないように注意書きが記載されているが、ダイエットなどの目的でMCTオイルやえごま油を加えると、化学変化が起こり、容器が破損するおそれがある。

 同センターのもとには、2018年度以降の約5年間で6件の相談が寄せられ、うち1件ではやけどを負った事例もあった。

 実際に、同センターが行なったテストでは、お湯を注いで3分後にMCTオイル、ココナッツオイル、えごま油、アマニ油といった食用油を加えたところ、容器が破損したり、内側の表面が変質することがあったという。

 中でもMCTオイルについては、1日あたりの摂取目安量(15ml)を加えて数回撹拌しただけで容器が破損。そのほかの食用油では容器の破損は発生しなかったが、表面に変質が確認され、お湯より前に加えた場合には、えごま油とアマニ油でも底からお湯が滴るほどの変質が発生した。

食用油を加えた直後にお湯を注いだ場合

 同センターでは、消費者に注意を呼びかけるとともに、メーカーや販売店などに対して容器の変質・破損を防ぐ表示を見やすく記載するなど、注意喚起への協力を求めている。