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吉野家、牛丼をドローンでお届け! デリバリーの実証実験

2023年9月12日 実施

吉野家小松店駐車場から牛丼弁当を載せて離陸する物流専用ドローン「AirTruck」

 吉野家とNEXT DELIVERYは9月12日、吉野家店舗から郊外へ牛丼を届けるドローン配送の実証実験を石川県小松市で実施した。

 吉野家小松店で調理された牛丼弁当は、店舗スタッフによってドローンにセットされ、木場潟カヌー競技場艇庫までの片道2.5kmの距離(所要時間約6分)を10時30分から約30分間隔で計9回飛行し(1配送につき牛丼弁当4個)、小松市民、カヌー選手の元まで届けられた。

 牛丼弁当は、熱々で牛丼のたれもこぼれず中身も偏らず高い配送品質で届き、受け取って食した小松市民は、「店舗で食べる味と遜色ない。むしろいつもよりも温かく感じられる」とコメントしたという。

ドローンで配達した牛丼弁当
牛丼4個が入った箱を置き配する物流専用ドローン「AirTruck」

 小松市では、8月28日にドローンを活用した新スマート物流「SkyHub」の社会実装がスタートし、SkyHubの拠点となる、ほのぼの松東内に構えた「ドローンデポ小松」の開所式を実施。

 すでにNEXT DELIVERYが実施主体となり、SkyHubのサービスとしてお買い物代行などのサービスをスタートしており、吉野家の弁当も陸送で配達を実施していたが、今後のドローンでの配送も見据え、実証実験を行なった。

木場潟カヌー競技場艇庫に到着するドローン
左から、NEXT DELIVERY代表取締役 田路圭輔氏、吉野家小松店 店長 林正美氏、株式会社吉野家 代表取締役社長 河村泰貴氏