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「午後の紅茶 TEA SELECTION」シリーズから2つのミルクティー
2023年10月4日 20:40
- 2023年10月4日 発表
キリンビバレッジは10月4日、「午後の紅茶 TEA SELECTION」シリーズに関する説明会を開催した。
同社では、「午後の紅茶」のレギュラーシリーズに加え、リッチな味わいを提供する「午後の紅茶 TEA SELECTION」シリーズを7月から展開している。第1弾の「アールグレイアイスティー」、第2弾の「ハーモニーティー」に続き、10月17日に「ザ ミルクティー イングリッシュブレンド」が登場。さらに12月5日に「クリーミーティーラテ」が発売されることが明らかにされた。
秋~冬にかけて2つのミルクティー商品が登場することになるが、マーケティング部 ブランド担当主務の大竹野晋平氏は「ミルクティーの市場は紅茶のなかでも間口が広く、一番飲む人が多く、冬によく飲まれる。ミルクティーを飲みたい時期に良い体験を提供することで、紅茶文化を変えるきっかけになる」と語る。
第3弾となる「ザ ミルクティー イングリッシュブレンド」の開発を担当した商品開発研究所 飲料開発担当の鈴木梢氏によれば、同商品では紅茶のおいしさが味わえるミルクティーを目指して開発を進めたという。
企画段階では、大竹野氏から肌寒い時期に発売することを見越して濃厚で本格的なミルクティーになるように、2倍の茶葉を使うことを提案されたが、実際に2倍で試作してみると、たしかに濃くはなるが、上質なおいしさという点でちょっと違うと感じたという。
試行錯誤するなか、ミルクに負けない紅茶の香りや、心地よい渋苦味のバランスを目指すべきだと考え、複数の産地の茶葉をミックスすることに。具体的には、メンソールのような冷涼感があり、ミルクとあわせた際にいい主張をするウバ茶葉を51%、ミルクとうまく混じり合うまろやかなコクと深みがあるアッサム茶葉を47%という組み合わせで、通常の1.5倍の茶葉を使用する形に落ち着いた。
鈴木氏は、大人な味わいのスイーツにあうとして、カヌレやダークチョコレート、レーズンサンドとのペアリングを推奨していた。
これに対し、第4弾の「クリーミーティーラテ」は、ミルクの濃厚さをテーマに開発された商品となる。開発を担当した商品開発研究所 飲料開発担当の長井美保氏によると、大竹野氏からミルクの濃厚さと、それにあう茶葉の味わいが引き立つミルクティーを作りたいと言われたところから開発をスタートしたと振り返る。
最初にレギュラーのミルクティーの牛乳を増やす形を試したが、自然なミルクの甘みは上がったが、その反面、サラッとしてしまい、冬に飲みたい濃厚さとは程遠い感じになってしまったという。
ミルク以外の原料を探すなか、生クリームにたどり着き、これにより贅沢な乳脂感が出て、目指す味わいを実現。茶葉については、マイルドな味わいが特徴のキャンディ茶葉を20%使用し、アプリコットやピーチのフレーバーを追加することで、華やかな香りを楽しめるようにしている。
同商品については、12月発売ということもあり、コールドとホットの両方に対応した形で販売され、コールドではミルクの濃厚な味わい、ホットでは華やかな香りを感じやすいとしている。
容量はいずれも400mlで、価格は各173円(税別)となっている。