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やよい軒、新ロゴを採用した1号店を錦糸町に12日オープン

5日には「野菜とラムのジンギスカン定食」発売

2023年12月4日 取材

やよい軒錦糸町北口店

 やよい軒(プレナス)は12月4日、新ブランドイメージ1号店となる「やよい軒錦糸町北口店」で記者説明会を開催し、新たなロゴデザインや5日発売の新メニュー「野菜とラムのジンギスカン定食」について説明を行なった。

 同社では、11月27日に新たなロゴデザインとタグライン(キャッチフレーズ)を発表。暖簾をイメージしたシンボルマークは、YAYOIのYYIをモチーフに、飛躍を目指す太陽、未来へチャレンジする情熱、あたたかい思いやりのコミュニケーションを意味する“やよいレッド”と、彌生の意味にもある草木が芽吹くことを表現した“やよい若草”で構成。その横に日本語で「やよい軒」、アルファベットで「YAYOIKEN」と記すことで、グローバルで通用するブランドを目指す意思表示を明確にしている。

 マーケティング本部 やよい軒プロモーション部 やよい軒広告宣伝課の小宮卓氏によれば、やよい軒は10月末時点で国内360店舗、海外249店舗を運営しており、グローバルブランドとしての位置づけを明確にするため、3月から社内でワークショップを行ない、従業員の意見を聞きながら半年にわたる議論を経て「Precious to me. 今日に、よいもの。」というタグラインができあがったという。

マーケティング本部 やよい軒プロモーション部 やよい軒広告宣伝課の小宮卓氏

 こうした思いを店舗として表現した1号店が12日にリニューアルオープンする「やよい軒錦糸町北口店」(東京都墨田区錦糸町1-5-17 メゾンドール錦糸町1F)となる。同店では、新ロゴを使った看板が掲げられ、モダンな和をイメージしたインテリアを採用。

 壁紙には、プレナスのルーツになっている西洋料理店「彌生軒」の歴史的資料が描かれており、国内外で今後オープンする店舗でも同様の装飾を行なうことで、日本らしさをアピールしていくという。

 なお、同店ではオーダーを座席のタブレット、支払いをセルフレジで行なうスタイルとなっているが、こうした仕組みは来店客の動向を見ながら必要に応じて導入していくとのこと。

オーダー用のタブレット
セルフレジ

 5日には新メニューの「野菜とラムのジンギスカン定食」(1190円)も発売となる。肉を増量した「野菜とラムのジンギスカン定食(ラム肉1.5倍)」(1590円)もあわせて提供される。

 同メニューでは、同店として初めてラム肉を使用。ジンギスカンで一般的なマトンではなく、低脂肪で癖が少ないラム肉のショルダー部分を使うことで、羊独特の臭みが苦手な人でも食べられるようにすることを狙っている。

野菜とラムのジンギスカン定食

 これに1日に必要とされる野菜の半分に相当するキャベツ、ニンジン、玉ねぎ、もやしといった野菜を組み合わせ、醤油ベースに香辛野菜とスパイス、リンゴ果汁などをブレンドした特製のたれにつけて食べられるようにしている。

 今回、実際に試食する機会があったが、たしかに一般的なジンギスカンに比べると臭みは強くなく、食べやすい印象。特製のたれとは別に、味変用の辛子味噌もついているので、最後まで飽きずに食べられるはずだ。ご飯のおかわり自由という同店だけあって、普通に食べ進めると、若干ご飯が足りなくなり、おかわりしたくなる分量だった。