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コカ・コーラ、「ジョージア」のペットボトル主力商品をリニューアル

2024年2月26日 発売

リニューアルした「ジョージア THE ラテ」「ジョージア THE ブラック」「ジョージア THE 微糖」

 コカ・コーラシステムは、コーヒーブランドの「ジョージア」のペットボトル商品「ジョージア THE ラテ」「ジョージア THE ブラック」「ジョージア THE 微糖」「ジョージア THE ゼロ」をリニューアルし、2月26日に発売する。

 今回のリニューアルでは、ラテ、ブラック、微糖の3商品について猿田彦珈琲の監修の下、香りにこだわった改良を実施。ダブルアロマ密封技術を採用することで、挽きたての豆の香りと淹れたてのコーヒーの香りを追求し、気持ちがやわらぐような香り設計を目指したという。

 高温高圧のエスプレッソ抽出、丁寧なドリップ抽出、時間をかけて水出し抽出の3つの異なる抽出を組み合わせることで、なめらかな味わいとエスプレッソのコクを融合させ、すっきりさわやかな味わいでありながら、しっかりとしたコーヒー感を味わえるように工夫している。

 日本コカ・コーラ マーケティング本部 コーヒーカテゴリー シニアマネージャーの鈴木理氏は、「従来は働く人向け、男性向けといったイメージのブランドだったが、昨年から次世代へ続くコーヒーブランドであり続けるため、昨年、ブランド刷新を発表した」と振り返る。

日本コカ・コーラ マーケティング本部 コーヒーカテゴリー シニアマネージャーの鈴木理氏

 新たなブランディングにあたっては、“人の五感を刺激するコーヒー体験”の提供がテーマに掲げられているが、鈴木氏は、今回のリニューアルでは「コーヒーの最大の提供価値とも言える香りに着目した」と語る。

 コカ・コーラ 東京研究開発センター グローバルコーヒーチーム プロジェクトマネージャーの網野紗与氏によれば、その“香り”を実現する上では「3温度帯抽出製法」と「ダブルアロマ密封製法」の2つの技術が使われている。

コカ・コーラ 東京研究開発センター グローバルコーヒーチーム プロジェクトマネージャーの網野紗与氏

 3温度帯抽出製法は、高温高圧のエスプレッソ抽出により香り高いコク、丁寧なドリップ抽出によりなめらかな味わい、時間をかけて水出し抽出することですっきり飲みやすい味わいといった3つの軸で豆の風味を引き出すというもの。それぞれのバランスは商品ごとに細かく変えているという。

 ダブルアロマ密封製法は、豆の粉砕時に生まれる香りを封じ込める「挽きたてアロマ製法」と、豆を水蒸気に触れさせ、その蒸気を集めることで淹れたてのような香りを取り出す「水蒸気蒸留アロマ技術」の2つの手法を組み合わせたもの。

 13日に開催された発表会では、水蒸気蒸留アロマ技術の実験装置のデモが披露され、この手法を使ったコーヒーと使わなかったコーヒーの飲み比べも行なわれた。この手法が用いられていない方は、すっきりと飲みやすいが、用いられている方は、口に含むと鼻から抜ける香りをしっかりと感じられることが分かった。

 なお、水蒸気蒸留アロマ技術でアロマを抽出するために用いる豆は、コーヒー本体で使用している豆とは異なり、この手法で香り成分を取り出しやすいものを用いているとのこと。蒸留後に冷やされて集められた液体は無色透明ながら、しっかりとコーヒーの香りが感じられる不思議なものだった。

 ラテ、ブラック、微糖の容量は500mlで、価格は169円程度(税別、以下同)。ゼロについてはパッケージデザインのリニューアルのみとなり、容量は440mlで、価格は159円程度になる見込み。

ジョージア THE ゼロ

 また、今回のリニューアルにあわせ、「ジョージア THE コーヒー with ミルク」も発売される。甘くないミルク入りコーヒーを求める人に向けた新商品で、砂糖不使用で国産牛乳が使用されている。同社独自のミルクブースト技術を活用し、カフェで飲むようなまろやかなミルクの味わいを表現している。こちらの容量は440mlで、価格は169円程度になる見込み。

ジョージア THE コーヒー with ミルク

 このほか、「ジョージア 贅沢ミルクコーヒー」も3月4日に発売される。こちらは疲れたときに糖分補給したいというニーズに応えるカフェオレとなっており、牧場で飲むようなカフェオレをコンセプトに開発されている。容量は500mlで、価格は171円程度になる見込み。

ジョージア 贅沢ミルクコーヒー