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味の素AGF、マイボトル専用のスティックタイプのパウダードリンク

2024年3月1日 発売

ブレンディ マイボトルスティック

 味の素AGFは、マイボトル専用のスティックタイプのパウダードリンク「ブレンディ マイボトルスティック」シリーズを3月1日に発売する。

 マイボトルスティックは、350~500mlのマイボトルにスティック内のパウダーを入れ、水やお湯を注いで5秒ほど振ることで、本格的な味わいのドリンクが作れる商品。オフィスなどで仕事をしながら、少しずつ飲むことを想定し、すっきりとした味わいの6フレーバーが用意されている。

 リラックスしたい場面での飲用を想定した「やさしく香るピーチルイボスティー」「華やかに香るジャスミンティー」、リセットしたい場面での飲用を想定した「すがすがしく香るグリーンティー」「爽やかに香るマスカットルイボスティー」、リフレッシュしたい場面での飲用を想定した「すっきり香るレモンV.C」「すっきり香るアセロラV.C」といった計6フレーバーから気分にあわせて選べる。各6本入りで、300円程度で販売される。

 2月20日に開催された発表会では、代表取締役社長の竹内秀樹氏は「3年前にザリットルという商品を発売した。ピッチャータイプの商品で、使い勝手がよくないという意見もあったことから、マイボトル専用の商品を発売することにした」と語った。

代表取締役社長の竹内秀樹氏

 続いて登壇したコンシューマービジネス部の三橋裕太郎氏は、「環境意識の高まりは特別ではなく、当たり前になってきている。コスパやタイパといった、誰でも効率よく効果的に過ごしたいという利便性ニーズの高まりも顕著で、これらの意識やニーズの高まりによって、飲料の飲み方も大きく変化している。私たちは、そのなかでもマイボトルの使用増加に着目した」と商品化の経緯を説明する。

 同氏によれば、人々がどのようにマイボトルを使用しているのかを調べたところ、家庭内保有率は70%まで高まり、オフィスだけでなく家庭内でも利用されているという実態が見えてきたという。中に入れるものについては、茶系飲料が69%を占め、3時間以上かけてチビチビと飲むスタイルが一般的だという。

コンシューマービジネス部の三橋裕太郎氏

 マイボトルを活用するメリットとしては、プラスチックゴミを減らし、環境に貢献できることや、好きな飲みものを入れて持ち運べること、ペットボトルや缶で飲料を買うよりも節約できることが挙げられるが、ティーバッグを煮出したり、水出ししたりする手間がかかったり、いつもおいしく抽出できなかったりといった不満点も見えてきた。

 今回の商品は、こうした課題解決を図るものとして、誰でも手軽に安定した品質の飲料を作れるようにすることを目指して開発されたものとなる。三橋氏は、商品化にあたっては、機能性だけでなく、カラフルな液色で、見た目にも映えるという情緒的な価値も意識したとしている。

 コンシューマービジネス部の増田修氏は、実際に同商品でドリンクを作る様子を披露。その上で、同商品には、忙しい朝に簡単に素早く作って持っていける簡便性、6種類のタイプをその日の気分に応じてカラーでも選べるというバラエティさ、ペットボトル1本よりも経済的にお得、マイボトルを使うことでプラスチック使用量の削減に貢献できるという4つの生活価値があると語った。

コンシューマービジネス部の増田修氏

 同社では、今回発表した6フレーバー以外の展開についても検討を進めており、将来的には健康関連の機能を持たせた商品についても挑戦していきたいとしている。

映える液色