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タリスカー、「ワイルド エクスプロラドル」「ディスティラーズ エディション」の秘密を披露

2024年3月18日 取材

「タリスカー ワイルド エクスプロラドル」(左)と「タリスカー ディスティラーズ エディション」(右)

 MHD モエ ヘネシー ディアジオは、3月13日に数量限定で発売した「タリスカー ワイルド エクスプロラドル」と「タリスカー ディスティラーズ エディション」の報道関係者向けの試飲会を開催した。

 試飲会では、MHD シングルモルト アンバサダーのロバート・ストックウェル氏がタリスカーブランドについて解説。スコットランドのスカイ島で最も古い蒸留所で生み出されるシングルモルトのブラックペッパーのようなスパイシーな味わいの秘密は、ピュリファイヤーと呼ばれるU字型のパイプにあることや、ステンレス製ではなく木製の発酵槽を用いることで、乳酸発酵が起き、独特な味わいが形成されることが紹介された。

 その後、「タリスカー 10年」「ディスティラーズ エディション」「ワイルド エクスプロラドル」の順で試飲が進められた。

MHD シングルモルト アンバサダーのロバート・ストックウェル氏

 ストックウェル氏によれば、スモーキーかつライトな10年を、ややリッチに寄せたのがディスティラーズ エディションとなる。10年熟成した原酒をアモロソシェリー樽で二段熟成(カスクフィニッシュ)させることで、フルーティーでまろやかな口当たりを表現しているという。

 ワイルド エクスプロラドルについては、ルビー、ホワイト、タウニーの3種類のポートワイン樽で追加熟成を行ない、それらをブレンドするというタリスカー初の試みで生み出されたウイスキーとなる。大航海時代にポルトガルから冒険に旅立つ船乗りたちへのリスペクトを表現しているのだとか。

タリスカー 10年
タリスカー ディスティラーズ エディション
タリスカー ワイルド エクスプロラドル

 今回の試飲会では、追加熟成に用いられた3種のポートワイン樽のワインも試飲。それぞれのワインの風味がバランスよくウイスキーに反映されていることが示された。